概要
カズマ同様、日本から異世界転生してきた青年。本名は“御剣響夜(みつるぎ きょうや)”。クラスは『ソードマスター』。
クレメアとフィオという女性2人を、パーティメンバーとしている。
ちなみに、前述の2人と出会う以前は仲間を探しに紅魔の里を訪れた事があり、スピンオフ『この素晴らしい世界に爆焔を!』で、めぐみんがふにふらやどどんこからその旨を聞いている場面がある。
人物
異世界への転生時にアクアに貰った『魔剣グラム』を携えた、正義感の強いイケメン。
典型的なバトル漫画の主人公の様な性格だが、人の話を聞かず相手の事情を考えないタイプで、自分に酔っているナルシスト的な側面も持つ。
しかしカズマの裁判の証言(後述を参照)から分かる様に根は決して悪い人物ではなく、その人柄に加え確かな強さと実績で、冒険者ギルドのみならず国の王族や貴族達からも厚い信頼を得ている。
アクアに対しては強い崇拝の念を抱いているが、そのアクアやカズマにはなかなか名前を覚えて貰えず、顔を合わせる度に間違った名前で呼ばれるのが恒例となっている(例としては、「カツラギ」や「魔剣の人」など)。
作中の動向
街を歩いていた中で偶然にもアクアを発見し、カズマのアクアに対する待遇の悪さに憤慨。
一方的に言い掛かりをつけてくるが、何も無いも同然の状態でその日の宿代を稼ぐ事にも苦労しているカズマとは対照的に、最初からチート級の強さと装備を持っていて苦労知らずな日々を送っているミツルギの上から目線での物言いは、カズマ本人からして見れば説得力の欠片も無くただウザがられるだけだった。
そして、アクアだけでなくめぐみんやダクネスまでもカズマから引き抜こうと勧誘するのだが、その際の誘い文句が「今よりも上等な装備を何でも買ってあげるよ」という、まるで女子高生に援助交際を求める中年親父の様なものだった為、当のアクアは「本気で引くくらいヤバい」とドン引き。ドMのダクネスですら「無性に殴りたい」と言い、めぐみんに至っては「撃っていいですか」と爆裂魔法の使用を躊躇しようとしなかった程に評価は低い。
それでも引き下がろうとせずしつこいミツルギに対し、カズマはアクアのパーティ移籍の権利を賭けて勝負を挑んだものの、ミツルギはカズマから不意打ちを喰らってあっさり敗北した挙げ句に愛剣を売却された。
その後カズマを糾弾する裁判が起こった際は、以前の事に関して根に持つような真似はせず公正な意見を言っていたのだが、自身の仲間であるクレメアとフィオの2人が以前の決闘の件でカズマを逆恨みしていた結果、結局窮地に陥れてしまうに至っている。
14巻では鎧の神器『聖鎧アイギス』の新しい持ち主にエリスから選ばれるも、アイギスは「女の主がいい」と結局逃げ出してしまい、行方を探すために紅魔の里にいるという凄腕の占い師(そけっと)を訪ねて里までやって来ていた(実はその時、アイギスも里にいた)。
16巻では、魔王軍幹部のセレナとの戦いでレベル1にリセットされたカズマの代わりに、家出したアクアを仲間二人とゆんゆんと共に追いかける。
無事アクアと合流し、カズマ達より先に魔王城に侵入した。
17巻で後から追いかけてきたカズマ達と合流する。その時に初めて魔剣のチートぶりを見たカズマに羨ましがられた際、「僕より凄いチートもらっただろ」とアクアの方を見て言うも、カズマもアクア自身もバツが悪そうな反応を示す事になる。
ただ、この後の魔王との戦いでアクアの女神の能力が役に立った為、ミツルギの言葉は間違っていなかった。
このファン
役回りは原作とほぼ変わらないが、原作と比べると出番や見せ場は増えている。
イベントストーリー『ブラッドファング襲来!冒険者の格』では、新米女性冒険者達にチヤホヤされるミツルギに嫉妬したカズマとダストがモンスター討伐の依頼を利用して目論んだ卑劣な策に嵌まりかけるが、事が済んだ後はそれを根に持つ様子もなく、それどころかカズマとダストを糾弾する女性冒険者達に「彼なりの考えがあったんだ」と2人をフォローする言葉を投げ掛け、終いには「討伐に参加した事に変わりはないから」として報酬を分配する度量の広さを見せた。
当然この一件でミツルギの株は益々上昇し、対するカズマ達は更に評判を地に落とした。
技
- 選ばれし勇者の剣
『このファン』で使用する技。敵一体に431%の無属性物理ダメージ&味方全員の物理防御を大アップ(スキルLv.1)、敵一体に365%の無属性物理ダメージ&味方全員の物理攻撃を大アップ&小回復(スキルLv.最大)。
- ルーンオブセイバー
『このファン』で使用する技。敵全体に260%の雷属性物理ダメージ&自分の物理攻撃と物理防御を大アップ。
関連タグ
なかなか名前を覚えてもらえない。
他作品の類似キャラ
ライトノベル作品
『異世界から召喚された勇者』、『凄腕の剣士かつイケメンで女にモテるが、思い込みが激しく人の話を聞かないナルシストなのが玉に瑕』、『大切な存在が絡むと暴走しがち』、『当初は主人公に強固な敵愾心を抱いていた』など共通点が多い。しかし彼の方がミツルギと比べて、色々な意味で手の付けられない人物となっている(最終的には改心したが)。
ちなみに、アニメの方のキャラクターデザイン及び鎧のデザインも、よく見るとミツルギと似ていたりする。
『剣を主武器とした戦士』、『強過ぎる正義感が災いして独善的になってしまっている』、『思い込みが激しく人の話を聞かない』、『非常に大切な人がいるが、その人が絡むと暴走しがち』などの点が似ている。
ちなみに、こちらも主人公に強い敵愾心を抱いているが、彼女の場合はミツルギの比では無い。
アニメ作品
中の人が同じだが、こちらの性格・気質はカズマと一緒。
ゲーム作品
こちらも中の人が同じだが、性格はミツルギ以上の熱血主人公。クラスチェンジによっては、ミツルギと同じソードマスターになれる。