概要
拳聖ブロキーナに鍛えられた魔物チウが、獣王クロコダインの修行を手伝った礼として譲り受けた獣王の笛によって集められた魔物で構成された軍団(1名だけ魔物になりきっている人間だが)。
メンバー加入の基本的な流れとしては、獣王の笛によって呼び寄せられた近くの魔物がチウ達に襲いかかり、それを倒す事で仲間になるといったもの。
いわばゲームシリーズにおける「仲間モンスター」に相当するシステムによって成り立っている軍団で、人間側の戦力として大いに貢献しているのだが、「敵側の魔物と間違って攻撃しかねない」という味方兵士からの忠告に従い、メンバーにはチウお手製のバッジが付けられている(一部例外あり)。
なお、正式メンバーという訳ではないが、遊撃隊結成のきっかけとなった人物としてクロコダインが先代獣王という位置付けになっている。
メンバー
CVはいずれも2020年版アニメ表記。
CV:堀江瞬
空手ネズミを名乗る武闘家の魔物。
本人の戦闘力はお世辞にも高いとは言えないが、その高い指揮能力と器の大きさから仲間達(特に遊撃隊メンバー)から慕われている。
- No.1パピィ(パピラス)
CV:越後屋コースケ
翼竜のような姿のモンスターで、記念すべき遊撃隊メンバー第1号。
戦闘力は高く、さらに空中移動もできるので、主戦力としても移動手段としても大いに活躍した。
なお、本来の名前は原作にあたるゲームシリーズでは「バピラス」だが、本作では「パピラス」となっている。
- No.2ゴメちゃん(ゴールデンメタルスライム)
CV:降幡愛
主人公ダイの親友。
パピィの加入を見て自分も遊撃隊に入りたくなり、そのままメンバー入りした。
何気に戦わずして遊撃隊メンバーとなった数少ないモンスターでもある。
- No.3マリべえ(マリンスライム)
CV:池田海咲
死の大地の海岸に生息していたスライム亜種。水棲の魔物という事もあり、海底を通っての偵察活動に貢献した。
仲間にする際の戦いでチウが手こずっている描写が密かにあった事から、意外と腕っぷしは強い模様。
- No.4アリババ(おおありくい)
CV:田中健大
名前通りのアリクイのような姿の魔物。
いつの間にかメンバー入りしていた魔物の1体。劇中ではクマチャやアリババと共に前衛部隊として魔界の魔物達に立ち向かった。
- No.5ドルやす(ドロル)
CV:木内太郎
カタツムリのような見た目の魔物。
クマチャやアリババと共に前衛部隊として登場。
- No.6ラミた(アルミラージ)
CV:池田海咲
角が生えたウサギのような見た目の魔物。
だいごやマリべえと共に敵を撹乱する役割を担っている。
- No.7ドナドナ(ドラキー)
CV:越後屋コースケ
シリーズではおなじみのコウモリ型の魔物。
パピィやドナドナと共に空中からの襲撃を担当した他、バーンパレスへチウを運搬する活躍を見せている。
- No.8クマチャ(グリズリー)
CV:相馬康一
巨大なクマの魔物。ゲームシリーズと比べると、かなり愛嬌のある表情となっている。
パピィと並ぶ遊撃隊の主戦力として戦いに貢献した他、クロコダインのグレイトアックスを軽々と運搬するという地味ながら重要な立ち回りを見せている。
- No.9バタコ(ハンターフライ)
CV:相馬康一
ハチとサソリと中間のような見た目の魔物。
パピィやドナドナと共に空中からの奇襲作戦を担当した他、細身ながらビーストくんをバーンパレスまで運べるだけの腕力の持ち主。
- No.10だいご(だいおうガマ)
CV:田中健大
カエルの魔物。
マリべえやラミたと共に敵を撹乱する作戦を担当。
- No.11ビーストくん(???)
CV:水島裕
白い布に身を包み、謎の助っ人として突如現れた魔物。
……というのは建前で、その正体は加入前よりチウからバレバレだった。
しかし、戦闘ではふざけた見た目に反して拳聖としての実力を遺憾無く発揮しており、後述のヒムに次いでその実力は非常に高い。
- No.12ヒム(金属生命体)
CV:三木眞一郎
かつてハドラー親衛騎団の一人だった生きた駒。
強引に遊撃隊へ加入させられた上に魔法の筆で身体に直接ナンバーを書き込まれたので当初はメンバー入りを嫌がっていたものの、チウの度量の大きさに感化されて「隊長さん」と呼んだりと、それなりに敬意を払うようになっている。
現時点において遊撃隊メンバーの中では最強と言っても遜色ない実力の持ち主。
メンバー候補
- おにこぞうA、B
CV:池田海咲
ザボエラが超魔ゾンビを作り出すために味方の魔物を大虐殺した際、チウに助けられて生き残った2体の魔物。
当初は戦わずに人間側を小馬鹿にしていたが、命を救われて遊撃隊メンバーに誘われた際には涙を流して感動していた。