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スンダル・ボロン

すんだるぼろん

スンダル・ボロンとはインドネシアに伝承される、アンデッドと淫魔の中間の悪魔である。※メイン画像右のイメージ(そのままだとR-18Gのため)

概要

 スンダル・ボロンとはインドネシアにて伝承される悪魔であり、その性質はアンデッド淫魔の中間に相当する。

 名前は『穴のあいた女』『抉れ女』『雌犬の穴』等(後述を参照)を意味する。

 『長い黒髪を蓄えた白いドレスを纏った(“全裸である”とも伝わる)見目麗しい女性』の姿をしている。

 だが、その背中には大きな穴が存在し、その穴には腐敗した内臓が露出している上に、ミミズが無数に集っている。また、背中の穴によって食べ物がこぼれ落ちてしまい、常に空腹であるともされる。

 上記の黒髪は背中の穴を隠すためのモノらしいが、穴が大きいせいで隠し切れない。

由来

 名前の由来は背中の穴ではあるが、それ以上にスンダル・ボロンの発生経緯とインドネシアの地域性が大きい。

 スンダル・ボロンと化した者たちの共通項は、レイプによって望まぬ妊娠の末に自殺した被害者女性” であるのだ。

 普通であればレイプ被害者は保護されるべき存在なのだが、インドネシアでは処女性が重要視されるため、被害者に一切の落ち度がなくても処女でなくなった時点で、侮蔑される存在に成り下がるのだ(事実、スンダル・ボロンは上記の意味以外には『非処女』『淫売』娼婦』等、女性に対する性的侮辱でしかないモノも含まれている)。

 そのためスンダル・ボロンと化した女性は、自らを不遇に追いやった加害者に復讐すべく蘇り、加害者を性行為の前後に殺害するか、殺さない代わりに男性器をもぎり取るかを行う。

余談

 その悲劇的な経緯からか、インドネシア本国ではアンチヒーローダークヒーローとして見られており、映画の題材に用いられている。

関連タグ

インドネシアの妖怪 アンデッド 淫魔 復讐鬼

タキシム復讐のために蘇ったアンデッドでは同類の存在だが、こちらは性別を問わない。

スクーグスロースクーグズヌフラ:前者は正面は美女だが背中が異形と化している、後者は出会った男性に死を含む様々な不運を招く点が似ている。

殺されて井戸に捨てられた聖女がチート怨霊になりました:題名通り、ヒロインのサマラがほぼスンダル・ボロンそのものに化生している。しかも、サマラは殺される寸前に、悪徳勇者からレイプ(未遂)の不幸に遭っている