概要
スクーグスロー(skogsrå、「森の精」といった意味)は、スウェーデンの民話に登場する精霊。
長い髪で背中を隠した全裸の美しい女性の姿で、森に入ってきた狩人や木樵の前に現れる(着飾って尻尾を隠しているというバリエーションもある)。
狙いをはずさないように銃を祝福したり焚き火が消えないように見張ってくれ、代わりに男を誘惑して愛を求める。
しかし背中が古い木のうろのようになっており、気づいた男は恐れて逃げてしまうという。
一方伝承によっては結婚して末永く幸せに暮らしましためでたしめでたし、となる場合もあるらしい。
ノルウェーにも同様の伝承があり、Huldra(「秘密」といった意味)と呼ばれる。
上と同じ内容のほか、こちらでは人を拐ったり子供をすり替えたり(チェンジリング)することもあるとされる。
なおロシア語圏ではスクーグズヌフラと呼ばれていたようで、情を交した者は精を奪われ死にいたるという恐ろしい淫魔であるとされる。
関連イラスト
関連タグ
女神転生シリーズの妖樹スクーグスロー
背中が樹皮のようになった紫肌の女性。
その後長らく出番がなかったが、『ストレンジジャーニー』で再登場し『真・女神転生Ⅳ』にも出演している。
『真・女神転生デビルチルドレン』ではデザインが異なり、服を着て焚き火の番をする緑髪の女の子の姿で登場した。