概要
1975年1月5日~同年12月28日にかけて放送されたNHK大河ドラマ第13作。
企画・制作
忠臣蔵事件を大石内蔵助視点ではなく、徳川綱吉の側用人・柳沢吉保の視点から描くという斬新な内容になっている。
原作は南條範夫による書き下ろし小説で、彼の作品の大河化は本作のみ。(2022年現在)
柳沢吉保を中心に赤穂事件を描くという案は、南條の「余り焦点が当たらない人物を主人公に据え、従来の歴史の見方を変える」という狙いによるものであった。
また、赤穂浪士による討ち入りが描かれた第50回「満願の雪」では、実際に討ち入りがあった元禄15年旧暦12月14日にちなんで、12月14日に放送された。
また、1975年5月8日には、本作の撮影現場に、放送期間中に来日したイギリスの女王エリザベス2世が見学に訪れた。
主な登場人物
スタッフ
原作:南條範夫『元禄太平記』
音楽:湯浅譲二
映像の現存状況
本放送は第2回、3回、7回、18回が現存していたが、その後当ドラマの出演者が録画したビデオテープが、NHKに提供されており現存数は増えつつある。
また、総集編は前後編共に現存し、VHS・DVDも販売されている。