新井白石
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あらいはくせき
明暦3年~享保10年 江戸時代の学者・政治家。名は君美(きみよし、きんみ)、字は在中・済美、号は白石など。
徳川家宣~家継の治世の下、「正徳の治」という政治改革を行った学者である。
久留里(千葉県君津市)藩士の子として江戸に生まれ、29歳まで独学で学問をやってきた白石は、貞享3年(西暦1686年)に朱子学者・木下順庵の門人となった。
木下は白石を高く評価し、37歳のとき、甲府藩にあった徳川綱豊(後の家宣)に推挙した。
6代将軍となった家宣、彼の死後将軍職を継いだ7代将軍家継に仕え、幕政の改革を推進したが(称徳の治)、8代将軍徳川吉宗の時には政界から退けられ、著述に専念した。
『読史余論』などの日本史に関する著述や、鎖国・禁教政策下の最中来日したイタリア人カトリック司祭・ジョバンニ=バッティスタ=シドッチの取り調べを行う際に聞き出した西洋の文化などの情報を記した『西洋紀聞』など蘭学の先駆的業績でも有名。
また白石の詩は盛唐の趣を持つ本格的なものと評価され、頼山陽によって、祇園南海・梁田蛻巌・秋山玉山とともに「正徳の四大家」と称せられた。
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