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ダノンベルーガの編集履歴

2022-11-29 15:45:22 バージョン

ダノンベルーガ

だのんべるーが

ダノンベルーガは、日本の競走馬である。主な勝鞍は2022年共同通信杯。

プロフィール

生年月日2019年2月7日
欧字表記Danon Beluga
性別
毛色鹿毛
ハーツクライ(JPN)
コーステッド(USA)
母の父Tizway(USA)
生産者ノーザンファーム
馬主ダノックス
管理調教師堀宣行(美浦)

父ハーツクライは有馬記念ドバイシーマクラシックを制し種牡馬としても多数の活躍馬を輩出している。

母コーステッドはアメリカでBCジュヴェナイルターフで2着に入り、ノーザンファーム代表吉田勝己にキーンランドミックスセールにて130万ドルで落札され、日本に輸入された。

本馬はコーステッドの初年度産駒である。


経歴

デビュー前

2019年セレクトセール当歳にて㈱ダノックスに1億6000万円で落札される。


2歳時(2021年)

11月21日、東京芝2000mの新馬戦でデビュー。単勝1.7倍の圧倒的支持に応え、スローペースを最後方から上がり33.1の末脚で差し切って初勝利を挙げる。

2歳時は1戦のみで終える。


3歳時(2022年)

年明け初戦は共同通信杯を選択。人気は昨年の札幌2歳S勝ち馬ジオグリフ東スポ杯2歳S2着のアサヒに続く3番人気。雨が降り稍重となった中、中団追走から上がり33.7の豪快な差し脚を伸ばしジオグリフを1.1/2馬身突き放し重賞勝利。そのパフォーマンスからクラシックの主役候補に躍り出る。


迎えたクラシック第1戦・皐月賞。しかしダノンベルーガには不安があった。ひとつは右トモの遅れ。ダノンベルーガは左のトモに対し右のトモが弱く、パドックでも右足を引きずるような歩様を見せていた。左回りであればさほど大きな影響にはなりにくいが、右手前でコーナーを回り、加速していかなければならない中山2000mという舞台で共同通信杯からパフォーマンスを上げてくるとは考えにくかった。もうひとつは枠順。馬場発表こそ良馬場だったものの、開催最終週で馬場の内が酷く荒れていて極端な外差し傾向を見せていた中での最内1枠1番はマイナス要素でしかなかった。そうした不安を抱えつつ前走の圧巻のパフォーマンスが評価され2番人気に支持される。まずまずのスタートから好位を立ち回る。終始内々を回らされ、直線もアスクビクターモアに蓋をされ外に持ち出せない苦しい展開ながら、大きい差のない4着に食い込んだ。


そして大舞台日本ダービーへ。皐月賞、適性も展開も向かない中での4着が評価され中心格に。皐月賞上位の4強大勢ながら、皐月賞勝ち馬ジオグリフはやや距離不安で評価を落とし、より適性の向きそうな皐月賞1人気3着のドウデュース、同3人気2着イクイノックスとダノンベルーガの3頭がやや抜けた人気になり、僅かにダノンベルーガが1番人気に推される。まずまずのスタートから中団に付けて道中を進める。直線、馬場の真ん中に持ち出して脚を伸ばすが、ドウデュースとイクイノックスに差し切られ、粘るアスクビクターモアにもクビ差届かずの4着に終わった。


休養を挟んで秋初戦、距離や回りの適性から菊花賞は回避し天皇賞(秋)へ。イクイノックスがやや抜けた人気で、そこから大きくは離されない4番人気。パンサラッサが飛ばしに飛ばしレースのラップは1000m通過57.4という超ハイペースだったが、2番手の実質先頭バビットがスローペースに落としたため実質的にスローの上がり勝負の様相を呈し、道中はイクイノックスをぴったりマークする後方3,4番手で進める。直線内々を突いて上がり32.8の強烈な末脚を繰り出すが、更に速い32.7の脚を使ったイクイノックス、逃げて粘りに粘ったパンサラッサに及ばずの3着に敗れた。


香港国際競走からの招待もあったが、それを回避しジャパンカップに登録。賞金不足で競争除外となる状態だったが、天皇賞(秋)でのパフォーマンスが評価され、ロンジンワールドベストレースホースランキングのレーティングで出走予定馬中2位のレーティングを得たことにより出走可能になった。確たる主役不在の混戦模様の中2番人気となる。好スタートから中団に付けて運び直線脚は伸ばしたものの、最後は決め手で劣り5着と敗れた。なお、最後の直線でシャフリヤールが内に斜行しダノンベルーガ鞍上川田将雅が立ち上がるシーンがあり、シャフリヤール鞍上C.デムーロは騎乗停止延長処分を下されたが、斜行する前からダノンベルーガの脚色が大きく劣っていたため降着などはない。


特徴・エピソードなど

高い能力を持ってはいつつも、右トモの遅れなど常に不安要素が付きまとっている。右回りで一線級の馬と渡り合うことはできず、左回りを使うにもジャパンカップ前の会見で堀師が「2400と言う距離は少し工夫が必要」と語ったように距離も若干融通が利かない部分があり力を出し切れる舞台が少ないため、GIタイトルは近くて遠い存在となっている。


関連タグ

競走馬

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