CV:黒田崇矢
「君のような男に娘はやれないよ」
概要
五等分の花嫁の登場人物。中野家の五つ子の義父。医者をやっており、娘達と顔を会わせる機会が少ない。娘達からは冷酷で厳しく悪役だと思われがちだが、根は優しく、不器用なだけの人。特に劇場版での活躍は顕著。
上杉風太郎の父親である勇也とは学生時代の同級生で、五つ子の実母である零奈の元教え子。学業は不動の1位であり、且つ生徒会長であった。当時は教師である零奈のファンであり、後に彼女と再婚する。
娘達と会う機会が少ないことから、五つ子の家庭教師である風太郎に「自分の娘に興味がない」と思われ(しかも家庭の詳しい事情も知らないのにも関わらず)、「少しは父親らしいことをしろ」と怒鳴られる。それ以来、このことを根に持ち、風太郎のことを嫌い相手にしなかった。また、彼に代わって学年1位の座に就いた風太郎と娘達が通っている高校の理事長の息子の武田祐輔に家庭教師を変更しようと考えたこともあった。
※ネタバレ注意
劇場版では、次女である二乃から学園祭の招待を受けていた。1日目、2日目も学校に姿が見えず、二乃も「あの人が来るわけないわ」と半ば諦めかけていた。しかし、マルオは生徒のインタビューに答える姿が動画に映っており、学園祭に来てくれていたのだ。しかし、病院からの電話が掛かってきてしまった為、すぐに仕事に戻っていただけだった。
2日目の夜、風太郎と二乃が彼の病院に訪れ、彼女から「フー君のおかげで私達は変われた」「フー君を私達の家庭教師にしてくれてありがとう」という旨を伝えられる。また、二乃が作ったフワフワのパンケーキを素直に賞賛し、「僕が食べるには量が多すぎる。今度は家族みんなで食べよう」と発言するなど、決して娘達を見ていなかった訳ではなく、心の中で「先生(零奈)、あなたの娘達は、こんなにも大きくなりましたよ」と胸中を明かすなど、ただ向き合い方が分からないだけの不器用な父親だったのである。
※さらなるネタバレ注意
自身の病院に訪れた勇也を弾き返そうとするも、彼の口から「俺の息子(風太郎)の話によれば野郎が学校に来ている」という話を聞いて、風太郎と娘達が通う学校に乗り込む決意をする。
後日、三玖が変装した五月を無堂は「五月くんだ!」と言い張るも、マルオは「五月くんはここにはいない」と、零奈の思いをないがしろにした事、彼女の存在否定や五つ子達に悲しい思いをさせた事に静かにだが、怒りを燃やし、「あなたのような人間に、この子達の親を名乗る資格は無い!!」と無堂の前で断言。最終的には五月から最後まで零奈への謝罪の言葉が無かった事を非難されると同時に「貴方の罪滅ぼしの道具にはなりません」と絶縁宣言され、無堂はその場から逃げるように立ち去った。
それから5年後、風太郎と[[未来の花嫁>中野四葉]が結婚式の時には赤ワインを飲んでおり、勇也から「お祝い事以外じゃ、酒は飲まないんじゃねぇのかよ?」と聞かれた際には「だから、飲んでいる」と彼の表情には確かな笑みがあった。
関連タグ
ロイド・フォージャー:同職(彼の場合偽装だが)で、また血縁関係のない娘が標的と同じクラスになるよう工作を行っている、という共通点がある。