「親としてあなたたちに一緒にいてほしいと願います たとえどんなことがあったとしても…」
「大切なのはどこにいるかではなく 五人でいることです」
「さあ めしあがれ、いつつごちゃんたち」
cv:京花優希
2人の中野零奈
本作では以下の二人の零奈が登場する。
- 上杉風太郎が出会った少女、及びそれに変装した姿。一番くじ等でこの名称が使われている。詳細は零奈を参照。
- 中野家五つ子の母(メイン画像の人物)。作中では基本的に「お母さん」「先生」と呼ばれるが、映画でこの名称でクレジットされた。以下に詳述。
概要
本編開始時(2017年9月)から5年前に亡くなっており、命日は8月14日。年齢は明確にされていないが、劇中のある人物の発言から推測すると30代半ばから後半で逝去したと思われる。
原作やアニメでは回想シーンのみの登場となり、回想での口調は五月同様、基本的に敬語を用いている。ただし別の回想シーンで女性語を使っている部分があり、絵本『いつつごちゃんとパンケーキ』では敬語を使っている部分がほんの僅かとなっている。
生前は教師を勤めており、学生時代の担任教師に憧れて教師を目指したとの弁。後に夫となる中野マルオの他、風太郎・らいは兄妹の父・上杉勇也や後に五月のアルバイト先となる学習塾の講師・下田の高校2年の時のクラスの担任だった。下田によると「不愛想で生徒に媚びず、不良も鉄拳制裁するほど恐れられていながらも、異性の生徒のみならず同性の下田でさえも魅了するほどの美人」だった。それもあって教え子達によるファンクラブが結成されるほど人気があった(尚、そのファンクラブの会長は、不動の学年トップ且つ生徒会長のマルオが勤めていた)。
鉄拳制裁や後に五つ子を生んだことから肉体的な部分は優れていたと推測される。
一方、私生活では五つ子の実父である元夫(ネタバレ注意!!)が五つ子を妊娠したと発覚した前後に消息不明となった後、五姉妹のシングルマザーとして娘たちを育て上げ、マルオと再婚するまでは上杉家と変わらぬ極貧生活を強いられていた。それでも最期まで弱音を吐かず、娘達に「5人一緒でいることの大切さ」を説いていた。五月も「強くて凛々しく優しい」と思っていた。
教師としては気性の激しい一面を持つ一方で、家庭では五つ子には晩年まで穏やかに接していたようである。
髪色は原作だと黒ベタで表現される事が多かったが、アニメ版では赤茶色、絵本『いつつごちゃんとパンケーキ』では薄いピンク色に塗られている。
Pixivでは茶色に塗られていることが多い。
体格は風太郎と花嫁の新婚旅行の際に発見した水着の存在から、成人した五つ子よりも一回り体格(少なくとも胸囲と臀部)が大きい事実が窺える。
得意料理はパンケーキ。安く作れて、五つ子たちも喜んでくれたとか。
料理している時は割烹着を着ているようである(過去のメディアには三玖が割烹着を着ているものも存在していた)。
名称は「中野家秘伝スフレパンケーキ」で、絵本にはレシピも掲載されている。五つ子幼少期を扱う作品でこの名称なあたり、再婚以前から中野姓を名乗っていたということだろうか。
人物像の考察
劇中では公人としては高く評価されている一方、人を見る目は慧眼と言うほどでもなく、元夫の人間性を見抜けず関係を結ぶも逃げられる醜態を晒している。
また、どんな苦境下であっても仕事と育児の両立をし、更に娘達とのコミュニケーションを忘れていないものの、娘の変化に気付きながらもそのように至った経緯や理由を考えず、一方的に持論を押し付ける姿は、良くて「娘達との信頼関係に無自覚に甘えている」、悪いと「黙って親の話を聞いていなさい」とも見える為、私人となるとかなり穴がある実態が散見される(特に後者の言動は事実上、物語全体を拗らせた最大の要因とも酷評できる)。
総評すると「仕事にスキルを相当割り振りしているから『教師』として有能だが、母親となると『毒親』ではないが手放しで『賢母』と評価できない残念美人」が実態だろうか。
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????:劇中の立ち回りや評価はこれ等に尽きる。