概要
相手は以前の配偶者とは別の人というイメージがあるかもしれないが、同じ人と再婚するケースもない訳ではない。
あるデータによると、離婚から再婚までの期間は10年以上が最も多く、次いで多いのが3年未満となっている。また、女性は子育てを終えてから再婚するケースが多いからか、男性に比べると再婚までの期間が長い傾向にある。
離婚してすぐ再婚する事は(女性の場合は後述する条件を満たしているなら)法的には問題ないのだが、「離婚前から交際していたのでは」と疑われて悪い印象を与えてしまう事があるので注意。
再婚禁止期間
女性の場合は民法733条に婚姻の解消・取り消しから6ヶ月以降でなければ再婚できないとする規定がある。
これは民法772条の「離婚後300日以内は前夫の子」と「婚姻成立後200日以降に出生した子は現夫の子」の二つの推定が重ならないようにする目的によるものである。
2015年12月16日に最高裁大法廷は6ヶ月の女性再婚禁止期間につき100日を超える部分については違憲とする判決を下している。2016年6月1日に民法改正案が可決・成立し、再婚禁止期間は100日に短縮した。また離婚時に妊娠していないことが医師によって証明された女性はすぐに再婚できるように改められた。