ギリシァ語:Ἄδωνις
ラテン語:Adonis
美少年の代名詞
正式アドー二ス
wikiと改良
ギリシア神話に登場する、美と愛の女神アフロディーテに愛された美少年。
長母音を省略してアドニスとも表記される。
物語
一族の誰かが「ミュラーは女神アプロディーテーよりも美しい」と言ってしまった。
これを聞いた女神アフロディーテーは激怒し
ミュラーが実の父であるキニュラースに恋するように仕向けた。
父親を愛してしまい思い悩んだミュラーは、自分の乳母に気持ちを打ち明けた。
彼女を哀れんだ乳母は、祭りの夜に二人を引き合わせた。
顔を隠した女性がまさか自分の娘だとは知らない父王キニュラースは、彼女と一夜を共にした。
しかしその後、明かりの下で彼女の顔を見た父王キニュラースは
それが自分の娘のミュラーだと知ってしまった。
怒った彼はミュラーを殺そうとした。
しかし、彼女は逃げのび、アラビアまで逃げていった。
彼女を哀れに思った神々は、ミュラーをミルラ(没薬)の木に変えた。
美少年誕生 女神を狂わせまくるw
やがてその木に猪がぶつかり木は裂けその中からアドニスが生まれた。
そのアドニスに今度は女神アフロディーテが恋をした。(おいおい・・・)
冥府の王ハーデス神の妻で、冥府の女王の女神ペルセポネーの所に預けた。
彼女はペルセポネーに
『けっして箱の中を見るんじゃないわよ。』
と注意しておいた。
しかしペルセポネーは好奇心に負け、箱を開けてしまった。
すると、その中には美しい男の赤ん坊のアドーニスが入れられていてた。
彼を見たペルセポネーもアドニスに恋してしまった。
こうしてはアドニスしばらくペルセポネーが養育することになった。
アドニス様は私の者よ 女の戦い
ゴゴゴゴゴ
アフロディーテが迎えにやって来た。
しかし女神ペルセポネーはアドニスを渡したくなくなっていた。
2人の女神は争いになりついに天界の裁判所に審判を委ねることにした。
余談
この2女神の戦いを止めようとゼウスがまず、仲裁したが無理だった。
結局神后ヘラが力ずくでやめされた。
判決
であった
女の嫉妬 美少年、怒れる軍神アレスに斬殺される
しかしはアドニス自分の自由になる期間も、女神アフロディーテと共に過ごすことを望んだ。
女神ペルセポネーはアドニスのこの態度に、
大いに不満だった。
アフロディーテはー狩りは危険だから止めるようにといつも言っていたが、
アドニスはこれを聞き入れなかった。
アドニスが自分よりもアプロディーテーを選んだことが気に入らなかったペルセポネーはある策略を行う。
まず、アフロディーテーの恋人である軍神アレスに
「あなたの恋人はあなたを差し置いてたかが人間に夢中になっている」と告げ口をした。
これに激怒したアレスはアドニスが狩りをしているのを見計らい。
猪に化けて彼を轢き殺してしまった
そして、死んだアドニスは冷たい冥府へと連行されるが。
そこで『冥界の王女』女神ぺルセポネーが死んだアドニスを自分の宮殿へ引き込んだ。
女神ぺルセポネーは『冥界の王女』なので死んだ人間の処遇は『思いのままである』
『冥界で執行されることは最高神ゼウスでさえも止めることはできない暗黙の了解がある』
その頃、アフロディーテはアドニスの死を、大変に悲しんでいた。
やがてアドニスの流した血から、アネモネの花が咲いた。
しかし、女神の大きな悲しみのあまり
人間世界も『朽ち果てていき』人々が飢餓にさいなまれた・・・。
ヒ・ヒエぇ~~~
冥王ハーデスの裁断
再度、アフロディーテとぺルセポネーとアドニスに会談を呼びかけた。
その時の話し合いで決まったこと
春と冬
人間界がとても過ごしやすくなり『春』という
人間界がとても寒くなったという『冬』という。
アドニスという名はセム語起源で、
元はビュブロスにおいて信仰されていたフェニキア神話の植物の神だった。
また、旧約聖書のアドナイ(ヤハウェの呼び名「主」)と関係があるとされる。
YHVH神は正教会では美少年ぽいイメージとされる。
反対にカトリックでは仙人のイメージがあるようだ。
また「アドーニス」の語は「美少年」の代名詞としても使われる。
関連
ギリシャ三代美少年
アドニス フェニキアの王子
ガニメデス トロイアの王子 彼が人類一美少年ということになっている
ナルキッソス 一般人