概要
『真・女神転生デビルサマナー』とは、アトラスより発売されたゲームソフト。
『真・女神転生』シリーズの外伝作品であり、デビルサマナーシリーズの第1作目。
1995年12月25日にセガサターンで発売され、2005年12月22日にプレイステーション・ポータブルでリメイク版が発売され、更に2007年3月8日にはゲームアーカイブスにて配信が開始された。
また1997年10月5日には実写でドラマ化されている。⇒ 真・女神転生デビルサマナー(ドラマ)
特徴
ゲームシステムには前作・前々作から大幅な変更はない一方、世界観が大きく路線変更。
「日常が壊れ、魔界に落ちる」という旧作のモチーフから離れ、「平穏な日常の裏側に存在する異界」を探索する物語になった。
怪しくいかがわしい拠点都市の住人と異界との接点、そこに起きるトラブルを解決する探偵業の悪魔召喚士というモチーフは好評を得て、デビルサマナーはシリーズ化していく。
難易度は極悪。それもシリーズ後作とは異なり、敵が強いのではなくダンジョンのMAPデザインの難しさによって消耗戦でプレイヤーをすり潰すというバランス調整になっている。
中華街や精神世界は今でも最狂に挙げられるほどに難しい。MAP情報無しで挑めば発狂必至。
悪魔のグラフィックデザインは全て描き下ろし。それも色違い(コンパチ)無しで全悪魔に固有のグラフィックが下ろされるという空前絶後の豪華仕様。
本作のデザインは15年後のストレンジジャーニーでも一部が使用されるなど、悪魔絵師金子一馬デザインのひとつの決定版にもなった。
後にペルソナシリーズにまで出張する事になる超性能の英雄ヨシツネと固有EXTRA「HASSO-BEAT」も本作が初登場。
登場人物
主要人物
- 主人公
- 本作品の主人公。ごく普通の一般市民だったが、ある事件に巻き込まれ魂と肉体を分離されてしまい、葛葉キョウジの身体に入り身代わりとしてデビルサマナーになる。
- 葛葉キョウジ
- デビルサマナーである私立探偵。シドの罠にハマり肉体と魂が分離させられてしまう。
- レイ・レイホゥ
- キョウジの探偵助手であるパートナー。
- 秦野久美子
- 主人公の彼女で女子大生。箱入りのお嬢様。本人も知らないある秘密がありダークサマナーに狙われる。
- シド・デイビス
- デビルサマナーと敵対するダークサマナー。
- 山崎タカシ
- 天堂組のチンピラもといヤクザ。死亡後は元キョウジに身体を憑依される。
その他
- 如月マリー
- 表向きは占い師。裏稼業は悪魔関係の仕事を仲介人。金にがめつく依頼料の95%をピンハネしている。
- ヴィクトル
- ホテル業魔殿のオーナー。デビルサマナーシリーズの悪魔合体屋。
- 吾妻道夫
- T京大学大学院修了。彼著作の『日本古代文明論』をめぐって物語が展開される。