CV:高橋李依
概要
一人称は「アタシ(中学時代までは俺)」、二人称は「おまえ」。激昂すると「てめえ」に変わる。原作、アニメを通じて「あなた」を使ったことは全くない。
空手道場を営む父親の影響から男勝りな性格に育てられた為、一般的な同年代の女子に比べ女子力は著しく不足している。そのため893言葉を常用し、女子力を高めるような女性語を使う気配は全くない始末。そのくせ淳一郎に女子扱いされたいという実に面倒くさい性格をしている。
ただし、893言葉を常用するのは飽くまでも淳一郎やみすずのような親しい人物や快く思わない敵対人物のみで誰彼構わず使っているわけではなく、空手部部長の光助のような頭が全く上がらない人物には敬語で接するなど、年相応な分別は一応備わっている。
後にコミックス3巻でみすずとキャロルの主導でガーリーなファッションにする回では、その格好に合わせて「敬語にしてみたら?」とのアドバイスに合わせ、コンビニ帰りに淳一郎に見つかった際には敬語口調で話していた(当の淳一郎は「もしや智か?いやあるいは別人か??」と疑問が渦巻いていたようであったが)。
空手は圧倒的に強く、空手部の女子では練習に付き合ってもらえなくなったため、男子に混ざっている。
久保田淳一郎に告白したが、従来の関係からまともに受け入れてもらえなかった。
あまりに男前な為、同性ですら恋に落とす「天然女子キラー」なる異名を持つ。
久保田淳一郎曰く、大胸筋は厚い。
夏祭りにて
コミックス5巻収録ので描かれた夏祭り回では、いつも通りな格好で行こうとしていた所に母から「そんな男子大学生みたいな恰好で?」と待ったをかけられ、大和撫子感のある和服(浴衣)姿を淳一郎に見せたら内心で「和ッ」と驚かれ、しかも眩しく見えていた。その後、金魚すくい屋のスキンヘッドの店主(淳一郎曰く「タコおやじ」)から「伝説の的屋荒らし」や「夏祭りの悪魔」と陰で呼ばれ恐れられていたことが発覚(ちなみに淳一郎は「疫病神」との事)。
トモが見事な和服姿の美少女(しかもべっぴんさん呼ばわり)になったのを、その店主はまじまじと見て、「よくやった!ジュン坊!」と上機嫌になっていた。しかし当のトモは「ほ~?裏でアタシのことそんな風に呼んでたのか?」と、怒りのオーラを出しながら不機嫌になっていたが。
その後、その金魚すくい屋のおやじからなのか、他の的屋のおやじ達にトランシーバーで「あのトモちゃんが浴衣美人に大変身してたんだ」と伝えられ、いい意味で驚かれた…のだが、中身は変わっていなかったのまで伝えられたが時すでに遅し。その頃には射的の出店でトモが景品をゲットしまくっていた為、射的屋の店主から「それを早く言え…」と言われてさもありなんな結果に。
伝説の的屋荒らしにして夏祭りの悪魔、未だ健在なり。
その気質故に
前述のような超体育会系・格闘系な性格のせいか、コミックス4巻の球技大会や6巻のマラソン大会などの体育会系御用達の行事が近付くと、どこぞのダイナミックヒーローどものような好戦的な笑みを浮かべながら、闘志溢れるオーラを発する。
それも髪こそ逆立ってないが、さながら超サイヤ人のような出で立ちでという始末である(マラソン前の時は揺らめいていたが)。
欠点・弱点など
親の教育や環境などからの男前すぎる性格や、幼馴染のみすずによる誘導もあっての恋愛下手、あまり気の付かない察しの悪さなど、欠点らしい欠点は多数ある。
しかしコミックス6巻のマラソン大会編で描かれたように、ガサツさ故にか体調管理には難があり、夕食後に走りまくって風呂に入ろうとしたら、風呂場で朝になるまで全裸で寝ており、そのせいで翌日のマラソン中に風邪を引いて(しかも女子折り返し地点をガン無視して淳一郎とのデッドヒートを続行している最中に突然に)熱を出して倒れてしまった。
尚、彼女の母・あけみや幼馴染達は「トモはバカだから風邪を引かない」と普段から思っていたらしく、この時は驚いていた。
しかも当日には、淳一郎の前で顔が赤くなった状態でくしゃみをしたら「普通なら風邪を疑うんだろうが… トモは風邪を引かねえしな…」と思われてしまいながら鼻をかんでおり、みすずとキャロルに顔が赤い状態で席をしているのを目撃されてキャロルに指摘されても「覚えておきなさい。トモは風邪を引かないのよ」と、いつも通りの淡々とした調子で言われたしまった(対してキャロルは「そんな人いるかなぁ…」と尤もな反応だったが)。
ちなみに倒れた直後は一番近くにいた(というか彼一人しかいなかった)淳一郎がおぶって学校まで運んでおり、しかもそれでマラソン大会1位になるという快挙を成し遂げており、みすずからトモに告げられている。
起きた後にみすずからなぜこうなっかを説明され、更には「あなた滅多に風邪なんて引かないんだからこの機会を生かしなさい」「あなたは普段強すぎるから弱みを見せるのは効果的よ」と、助言を受けている。
淳一郎からはトモの母・あけみに連絡をした…のだが、威圧オーラを出されながら「けど 治ったら覚えとけよ?おまえの体調管理の仕方には言いたいことが山ほどある」と苦言を呈された。
遅れて駆けつけてきた母・あけみからは「あんたバカのくせになに風邪なんて引いてんだい!!」と、気が気でない様子であんまりな事を言われた。「早く救急車を呼ばないと…」とスマホを操作しようとするも淳一郎に「落ち着いてください。普通に病院行ったらいいっすよ」と止められた。しかも震えながら本人から「身内が病気になるって状況に慣れてなくて…」と理由が語られ、淳それを聞いた一郎は普段からの豪快どころじゃないトモとその父・五郎の笑う様がイメージされ、納得されてしまった。
その後、淳一郎に見送られてタクシーで母子は病院に向かったが直後に父・五郎が両手にネギを持ってやって来て、淳一郎からトモはどこかを聞いて再び駆け出して行った。
尚、翌日にはトモはすっかり元気にはなったが、母徹夜での看病で昼まで寝ており、父はなんとお百度参りしまくっていた(淳一郎は「千回ぐらいやってそうだな…」と呆れていたが)。
また、物理的な戦闘には強いトモだが意外にもお化けなどのホラー系はかなり苦手なようである。
コミックス7巻でのアルバイト終了後に、送り迎えに来ていた淳一郎の「夜は色々と危ねえからな」の一言に対して震えたトモは、大抵は不審者や暴漢などを想像するところあろう事かお化けの類を連想したようで、悪ふざけなのか淳一郎も「妖気を感じる」と言って更に怖がるトモであった。
同巻収録の文化祭編でも、御崎先輩のクラスのお化け屋敷に、先輩からの誘いもあって誘われたが、その時トモは案の定ガタガタに震えており、外に出ても淳一郎に取り押さえられて落ち着くよう説得されながら猛獣のような形相で「グルルル…」との唸り声を出していた。やはり乙女の皮をかぶった猛獣か。
関連タグ
トモちゃんは女の子! イケメン女子 漢女 トランスジェンダー オナベ 女子力(物理) 空手
俺より強い奴に会いに行く:コミックス4巻収録の球技大会編など、智と淳一郎は明らかにこれを思わせる節がある。原因は智の父親の男前すぎる教育の影響だろう…男勝りな所のある母親の影響も幾らかある可能性もあるが。
天道あかね∶トモと同様、格闘道場の看板娘。下手な男子相手なら、赤子の手を捻るくらいに簡単にいくらでも倒せるほどの実力者。色恋沙汰に非常に疎く、乙女心に鈍すぎるボーイフレンドも存在する。料理や裁縫などは不器用で女子力はさほど高くないが、女性語を常用するなど女子としての最低限な嗜みと女子力はしっかり有している。
藤波竜之介∶女子扱いされたいくせに、「オレは女子だー」が口癖の893言葉を常用する漢女繋がり。オヤジと取っ組み合いの大喧嘩を毎日するのも共通する。
早乙女らんま∶赤毛&893言葉常用の漢女繋がり。ただし、お湯をかぶると男子に戻る。上記の竜之介同様、オヤジと取っ組み合いの大喧嘩を毎日するのも共通する。
槇村香:学生時代、連載放送当初は一人称が「オレ」、893言葉常用、野郎友達に暴力を振るう漢女繋がり。ただし物語が進むに連れて、女性語を頻繁に使うなど女子力が次第に高くなっていった。果たして智の将来は一体どうなってしまうのか?