概要
グレートエンジンの犠牲によってメガキャッスル破壊の余波で生じた『時空の穴』によって現代から6500万年前の恐竜時代に転移したギルターボの頭部を回収した機械化帝国最初の機械王原子王が、記憶回路に残っていたキングゴウザウラーの戦闘データを元に複製した「闇の恐竜ロボ」。
光の戦士エルドランと拮抗、膠着状態が続いていた事情もあり、対抗策として(機械神の意図的な介入も含め)製作された。複製とは言え性能はオリジナルを上回るように施されたが、装甲は超金属「エルドナイト」を模造した金属なのかそれとは異なるものかは不明(ここまで再現したかは怪しいところではある)。操縦は原子王自らが行う。合体時の掛け声は「超鋼鉄合体」。
原型と同じく5体の恐竜ロボから構成。三体の巨神にも変形・合体するも色合いが薄まっているのが最大の特徴で、一体に成った直後は大部分は真っ黒に染め上げる(一部分はオリジナルと同一)。分離形態との初邂逅時はザウラーズの誰もが誤認させ見間違う程。
最初の戦いではオリジナル以上のパワーでキングゴウザウラーを圧倒し、ダークブレードで胸部を串刺しにして破壊寸前にまで追い詰めるが、危機を察知したエルドランの横槍が入ったために止めを刺し損ねた。
その後何度も戦闘を繰り広げるも、「脆弱な構造の上に長時間の戦闘に耐え切れない」欠点すら模倣したことが仇となり、隕石誘導装置の攻防戦でマグナバスターで右腹部を撃ち抜かれた部分をザウラーブレードで貫かれ、さらにビッグランサーを背中に突き立てられ、最終決戦時にキングスパルタンの直撃を受けてもなお立ち上がるが、ダークブレードを手にした途端、右腕に異常を来した隙にザウラーキングフィニッシュを食らい、操縦者の断末魔と共に破壊された。
原子王の敗北により歴史改編は防がれたものの、結局恐竜達は滅亡。ザウラーズの面々は絶望するも、流れる溶岩に漂うギルターボの頭部に次代に生きる生き物の姿と「生命は受け継がれていく」というエルドランの言葉を胸に拳一達は現代へと帰還する。
基本データ
全高:70.8m
重量:366.0t
最大出力:250万馬力
地上走行速度:不明
最大飛行速度:M15
武器、技
- ダークブレード:キングブレードの色違いの武器。刀身が漆黒になっているのが大きな相違点。
- ダークスパルタン:各部の武装(ダークバズーカ、ダークランチャー、ダークショット)を一斉に放射する技。キングより発射のタイムラグが短い。
- ザウラーダークネスフィニッシュ(本編未登場):最終決戦時に放とうとしたが、上記の通りアクシデントにより未遂に終わっている。本来ならザウラーキングフィニッシュをも上回る破壊力を持つ技だった。
立体化
プレミアムバンダイでゴウザウラーのみ発売。合体前のカラーリングを再現し、内部メカニズムを再現したシールも新規で付属している。
本来は3機が合体した状態がダークゴウザウラーだが、合体前の形態での発売となったため単独での商品名となってしまっている。後の2体は発売していないため、本当の意味でのダークゴウザウラーにするには一般発売の商品をリペイントしなければならない。もっとも、合体前と後ではカラーリングが異なっているため、再現するにはどっちにしても3機購入してリペイントしなければならなくなるのだが。
関連タグ
ジャークサタン:中の人が操縦する前々作の敵メカ繋がり。こちらは最終的に光落ちして操縦者共々生還。