概要
コクッパ7兄弟(現・クッパ7人衆)の一人で、初登場は「スーパーマリオブラザーズ3」。
英語版のフルネームはLarry Koopa。
スーパーマリオブラザーズ3及びNewスーパーマリオブラザーズWiiでは最初に戦うことになる。
(しかし、「スーパーマリオワールド」ではラスト、「NewスーパーマリオブラザーズU」では3番目だった。)
コクッパ7人衆の中では末っ子らしい。ただしクッパJr.よりは年上で、体格はレミーより大きい。
なお、現在のコクッパ達はクッパの子供ではなく部下扱いになっている。
後ろに流れるような青いモヒカンが特徴。甲羅の色は初期は緑だったが、Newマリオ以降は水色になった。
初期は牙がモートンやイギーのように大小合わせ4本あったが、New以降は大きい2本のみになり、代わりに顔の左側に青い★のマークが付いている。
怒りっぽくケンカっ早い性格で、「New スーパーマリオブラザーズ Wii」の砦で出会った時や「マリオ&ルイージRPG」のテニスで負けた時にそのような感情表現がある。
バブル、水柱、動く足場等、トラップを仕掛けた上で戦うことが多い。
マリオ&ルイージRPGでははね返された火の玉をラケットで名前のとおり打ち返してくることがある(彼の名前 (Larry) とテニスのラリー (rally) をかけた駄洒落)。
マリオカート8でのキャッチコピーは「クッパ軍団の特攻隊長」。軽量級(準軽量級)でウェンディと同等。
スマブラ3DS/WiiUでは、他のコクッパと同様、クッパJr.の色替えの1つとして参戦。
なお上記の「特攻隊長」を誤訳したのか、英語版のスマブラ3DSではコクッパのリーダーと解説されていた(それまでは長男のルドウィッグがリーダー?だったので、誤訳の可能性が高い)。
やはり何かの間違いだったのか、その後の英語版スマブラWiiUでは「youngest(最年少)」と解説が修正されている。
名前の由来はアメリカの有名トーク番組ホスト、ラリー・キング ……と長らく信じられていたが、2012年に元任天堂社員のデイヴ・ブルックスにより、アイルランドのバンド「U2」のドラムスのラリー・マレン・ジュニアが由来であることが語られていた。
しかし、2015年にブルックス氏がインタビューを受けた際に上記を撤回し、「現実世界に相当する人物はいません、彼はただの『ラリー』にしか見えなかったんです」と、由来の人物が存在しないことを明かしている。
声優は、NewマリオWii以降はレニ・ミレルラ、マリカ8ではミシェール・ヒッピーが担当。
担当声優は女性だがマリオ&ルイージRPGペーパーマリオMIXではしゃべる時のSEは中ぐらいのもの。
性格
初期はコクッパ達に公式からの明確な性格付けはほとんど無く、説明書等に僅かにセリフがある程度で、攻略本や漫画等でも独自の個性付けが行われていたため媒体によってブレがあった。
リニューアル後は新たに性格付けが行われ、実際にゲーム内で明確にセリフを発したのはマリオ&ルイージRPGペーパーマリオMIXからである。
以降の作品では同作での性格付けや口調がベースとなっている。
初期作品
一人称は、初出時の『マリオ3』の説明書や『アドバンス4』のカードe+のセリフでは「オレ」となっていた。
マヌケな国王から巻き上げた杖は全部で7本。
オレ達兄弟が1本ずつ持ってるって訳さ。
オヤジに怒鳴られるのはイヤだから、そう簡単に渡す訳にはいかないぜ。
(「スーパーマリオブラザーズ3」説明書より)
漫画『スーパーマリオくん』での一人称は「オレ」で、やや激しい性格で描かれている。
兄弟を次々と倒したマリオに一度は復讐し、ガチで絶命させた事もあったが復活したマリオと援護するチビヨッシーの攻撃で倒された。
ただし、4コマなどでは末っ子なことから「ぼく」口調になっていることも。
後期作品
その後、『スマブラ3DS』のフィギュアの説明文以降は一人称が「オイラ」となっている。
マリオ&ルイージRPGペーパーマリオMIXではルドウィッグと共に行動しており、2回戦う。ルドウィッグを呼んだ際何故かこっちに来たルイージに「オマエはあっちだろうが!」と怒鳴りルイージをビビらせている。(おそらくルドウィッグがイタリア語のルイージと同じ語源であることにちなんだネタ)戦闘モーションではモヒカンを整えている。
『マリオ&ソニックATリオオリンピックTM』ではプレイヤーとして参戦。本来は友達と遊ぶ予定だったらしいがクッパ7人衆の1人としてクッパについて[[きたらしい。観戦にハマったらしく、気遣いゆえなのか頼まれていないウェンディの分の席まで取っていたことをウェンディの口から聞くことができる。
ペーパーマリオカラースプラッシュではレストランの奥の部屋でステーキを頬張っていたVIPの正体として登場。かなり食にはうるさいらしく、グルメを自称している(ちなみにマリオの作った食事は普通に気に入っていた模様)。マリオと対峙するまでは自分の派遣先の観光をする予定だったらしい。列車に乗っているラリーの部下のヘイホー達から彼の話及びクッパ軍団の話を聞くことができる。
戦闘においてはなんと汽車の上という危険極まりない場所で戦うことになる。序盤は攻撃もそこまで痛くないが、ある程度体力を削ると部下のヘイホーに煙突越しにハートを投げ込ませて体力を999回復してしまう。その後は煙突を塞ぐまでこちらからの攻撃は一切通らないが、煙突を塞がれて優位性が奪われるや否や威力60程の飛び蹴りを毎ターン繰り出して攻め立ててくる。
…ダメージ云々の前にもしバランスでも崩して汽車から落ちたら確実に痛いでは済まないと思うが。
マリオ&ルイージRPG3DXでは堪忍袋の緒が切れてクッパJr.に反発するロイをウェンディ、仲裁に入ったモートンと共になだめるがその一方で同情もしている。その後クッパ城の危機を知り、悩んだ末にウェンディと共にクッパ城に乗り込み、SSカンパニーに捕まったレミーを救出しようとするも、ウェンディ、レミー共々捕まってしまうが、巨大化したクッパによって図らずも助けられる。
スーパーマリオメーカー2では2020年4月22日にて配信されたアップデートver.3.0.0で他の6人ともに追加。小ジャンプしながら魔法弾を放ち、羽を付けるとジャンプ力が上がる。7人の中では最もスタンダードな性能。ただし変なクセのない分むしろ扱いやすい。
余談
同じモヒカン同士のイギーやレミーと混同されたり、3人セットで扱われることも多い。
名前の響きが似ているのに加え、色で区別しようにも初期のファミコン・スーファミではイラストとゲーム中の配色が違ってたり等が日常茶飯事だったのがさらにややこしい事態を招いていた。現在ではゲーム画面でもイラスト通りになった上にイギーがイメチェンしたので多少は区別しやすくなっている。
「ラリー」という名前からラリってるを連想するかもしれないが、逆に彼はむしろこの3人の中ではまともな方で、斜視や玉乗りでエンターテイナー気質のレミーや、特徴的な笑い声でお調子者なイギーの方がぶっとんでいることが多い。
海外アニメ版での名前はCheatsy Koopa(チーツィ・クッパ)で、細目になっている。狡賢い性格。
また、こちらではヒップ(レミー)とホップ(イギー)が最年少になったため末っ子ではなくなった模様。
関連イラスト
関連タグ
コクッパ イギー(スーパーマリオ) モートン レミー(スーパーマリオ) ルドウィッグ ロイ(マリオシリーズ) ウェンディ(スーパーマリオ)
エレクトロドリーム…ラリーと縁有りのコース。