概要
特撮番組『仮面ライダー響鬼』に登場する変身アイテムの一種。
音撃管の鬼が左手首に装着している変身道具。作中に登場したのは、イブキ/仮面ライダー威吹鬼が使用する「変身鬼笛 音笛」。
吹き鳴らすと特殊な音波が発生し、額に鬼の顔が浮かび上がる。その状態で腕を一振りして旋風を起こし、音撃戦士の姿に変化すると同時に風を手刀で切り裂いて変身が完了する(この時発生する風は敵の攻撃を防ぎ、敵を巻き込めば体をバラバラにしてしまう程の強風である)。
縦方向は金色、横方向には鱗の様な青い模様が施されたサンバホイッスルの様な十字型の笛。
中心部は左右斜め上方向に展開する事が可能で、内側には金色の鬼の顔の彫刻がある。展開した部分で二本、頭部管で一本の角を象っており三本角の鬼の顔になっている。
足部管には円盤状態のディスクアニマルを固定する事が可能で、固定したまま回すことでそのディスクアニマルが見聞きした音声や動画を再生させる事ができる。ディスクアニマルの起動や呼び出しも鬼笛の音で行える。
類似器具
鬼笛
天美あきらの所有している「変身鬼笛 音笛」と同形状の笛。
銀一色になっており、展開しても鬼の顔の彫刻がない。
ディスクアニマルの起動や呼び出しが主な役割。正式な音撃戦士ではないためか「変身鬼笛」の名称ではないが、一度だけ吹き鳴らして「あきら変身体」に変身した事がある。
各音撃戦士が使用する変身鬼笛
| 変身鬼笛 | 使用者 | 備考 |
|---|---|---|
| 「音笛」 | イブキ/威吹鬼 | |
| 〃 | アキラ/天鬼 | 『ディケイド』のリ・イマジネーションで免許皆伝となり、イブキから師範の座と「音笛」を引き継いだアキラが変身する音撃戦士。『響鬼』の天美あきら/あきら変身体とは異なる。 |
音撃管を得物とする仮面ライダー勝鬼や仮面ライダー闘鬼も使用している可能性がある(仮面ライダー図鑑では明記されていないがS.I.Cでは付属している)。
(2005年当時の)設定上、音撃戦士は総勢119人いるため他にも使用者はいると思われる。
玩具
2005年3月下旬に「変身鬼笛 音笛」の商品名で発売された。
マウスピーススイッチを押すと笛の音が鳴る。
下部にある変身スイッチを押すとツノが展開して変身待機音が鳴り、この状態でマウスピーススイッチを押すと変身音が鳴る。
「DX音撃棒セット」に含まれている装備帯の脇に取り付けられるホルスターが付属する。
ディスクアニマルを回転させるディスクテーブルが付属し下部に取り付けることが可能。劇中の読み取りシーンを再現できる。
笛モチーフのため中古で買いたくない玩具としてネタにされがち。
余談
- 変身ベルトを使わない2号ライダーはかなり珍しく、そもそも「変身」ではない仮面ライダーG3を除くと平成ライダーでは威吹鬼が初で他は仮面ライダーディエンドしかいない。
関連項目
フエッスル：3年後に登場する笛型アイテム。変身には使用せず、吹くのも人間ではない。
2号ライダー変身アイテム
