「青い海、緑の大地、あの美しい桜も、私達のものになるのよ…」
データ
登場作品:『ウルトラマンティガ』
第37話:『花』登場
別名: | 謀略宇宙人 |
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身長: | 2~56メートル |
体重: | 90キログラム~4万7千トン |
出身地: | マノン星 |
人間態、声: | 三輪ひとみ(令嬢)、原知佐子(侍女) |
概要
等身大 | 巨大化 |
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たび重なる乱開発の為、砂漠化が進み滅亡寸前に陥った為、母星であるレスカウト星系マノン星から環境が良い星々を探し回った挙句、地球に辿り着き、地球へと移住しようと企む侵略者。
地球人への擬態能力を持つほか、敵を痺れさせる電撃を放つレーザーブレイドを武器と使用しており、巨大化時は両手から赤い破壊光弾を放つことが可能で、また高い身体能力を生かした格闘術を身に着けている。
その他、等身大時は銀色の鎧のような服装にその身を包んでいるが、巨大化時にはその服を身に纏っていないという特徴を持つ。
侵略の下準備と偵察の為に地球へと密かに2人の工作員が派遣され、侵略の邪魔になるGUTSを壊滅させるため、お花見の最適ポイントの1つであるXポイントにレーダーには全く映らない花びらのような形をした『絶縁攪乱物質(ジャミングシステム)』をばら撒いて電波障害を引き起こし、そこへ花見へとやって来たGUTS隊員たちに和服姿の令嬢とその侍女の姿でお茶会を装って近づき、さらに急病を装うことによりまんまとイルマ隊長を拉致することに成功すると、彼女に拷問を掛け地球の防衛システムについての情報を聞き出そうとする。
しかしそこへティガが救出に駆けつけたため戦闘に突入し、1人(侍女)がハンドスラッシュで倒された為、もう1人(令嬢)は円盤もろともティガを爆破しようとするも失敗したため、巨大化し、最後の決戦へと突入。
持ち前の高い格闘術を生かしてティガを苦戦させるが、最後は破壊光弾をウルトラシールドで跳ね返され、自分の光弾を胸に喰らってひるんだ所へ立て続けにゼペリオン光線を受け爆死した。
ウルトラマンオーブ
第22話『地図にないカフェ』に写真のみで登場。
ブラック指令の営むカフェ・ブラックスターの常連だったようで、店内のメッセージボードには「おいしいコーヒーをいつもありがとう!!」というメッセージが残されていた。また、ボードに貼られていた星人態時の写真では、本編をイメージしたのか、オレンジっぽい着物を着ている。
他の宇宙人と同じく、地球を後にしたと思われる。
人間態はピアスを付けた女。
ゲームでは
ウルトラマンティガ&ウルトラマンダイナ 新たなる二つの光
エピソード9「花の見る夢」に登場。
概ねベースとなるストーリーは原作と同じ。ステージやBGMも和風を意識しており、他の怪獣と比べても力の入りようが異なる事がわかる。
ちなみに頭身がティガよりも一回り大きくなっており、結構目立つ。
漫画では
酩酊!怪獣酒場2nd
第46話で登場。ルギエルが想いを寄せる怪獣酒場のアルバイト・与謝野ハルに化けてルギエルを毒殺しようと目論むが、「酒場の人間ならば爪を整えるのが当たり前だ」という認識から偽物と見破られ、スパークドールズに変えられた。
余談
侍女のマノン星人を演じた原知佐子は、実相寺昭雄監督の妻で、『ウルトラマンレオ』第37話以来23年ぶりのウルトラシリーズの出演である。また、令嬢を演じた三輪ひとみは実相寺作品の常連であり、後に『ウルトラマンコスモス』、『仮面ライダーカブト』、『ウルトラマンジード』などで重要な役どころを演じるなど、特撮とは縁が深い。
執事のマノン星人として、実相寺の長男「実相寺ちな坊」(アライグマのぬいぐるみ)が出演している。
デザインモチーフは歌舞伎役者。準備稿ではより宇宙人的な姿も案としてあった。
ティガとの戦いは舞台の上で行われるというメタ演出だったが、観客としてGUTSの隊員が見ているという案は「奇抜すぎるので勘弁してくれ」と言われてしまい却下された。
デザインは歌舞伎の舞台美術を目指していたこともある池谷仙克氏。造形されたマスクは作中登場する石仏のイメージも含まれている。
脚本でのタイトルは「春のソナタ」だった。ちなみに韓国の大人気映画のタイトルとはよく似ているが関連はない。
関連タグ
ガミラス:SF作品の金字塔の一つの『宇宙戦艦ヤマトシリーズ』に登場する星間国家にして、最初の敵でもある勢力。こちらもティガ本編でマノン星人が言っていたのと同じく、母星の寿命が近づいているのが切っ掛けで各地に侵略の手を伸ばし、地球にも攻撃を仕掛けている。