プロトファスマ

ぷろとふぁすま

約3億年前の石炭紀に生息した昆虫。

概要

古生代石炭紀のヨーロッパに生息した昆虫。大きさは体長約14cmで翅約8cm。

学名「Protophasma」は「はじまりのナナフシ」を意味する（phasma の部分はナナフシの学名「Phasmatodea」と同じ「ファントム」が語源）。

図鑑などではよくゴキブリのような形で復元され、果ては「ゴキブリの祖先」などまでと誤って紹介されているが、実際は本体が学名の通りナナフシのように細長く、同時に所々が直翅目（バッタやコオロギのグループ）・ゴキブリ・カマキリの中間のような形をしている。

不完全変態の昆虫であるところまで分かるが、前述した昆虫との具体的な類縁関係は未だに不明確である。

脚や口の形からも肉食性だったと推測される。

関連タグ

昆虫　古生物

ナナフシ　直翅目　ゴキブリ　カマキリ