概要
「元裏社会の最強殺し屋・瓜生龍臣」に登場するCODE-ELの究極の暗殺者で幹部構成員。
瓜生龍臣や小林幸真などのCODE-ELの構成員に殺しの技術を叩き込んだ本人で、派閥所属の殺し屋達からは親しみを込めて「毛利のおっさん」と呼ばれている。5月12日付けの動画で名前が判明。
人物
容姿
金髪のオールバックに碧眼が特徴の中年男性。
性格
4年に1度は異名を持つメンバーを招いて食事会も兼ねた懇談会を開くなど、メンバーを「家族」として見ている情のある一面も持つ。弟子達には常に愛情をもって接する理想の上司で彼らの人格を大事にする。
また、殺し屋を道具扱いする事についても否定的で、「いくら感情を殺された彼らと雖も、道具扱いしていては反逆者になる」と言う持論を持つ。
なお娘である毛利仁美とは本編内で同じ画面に入ったことすらない(そもそも現在仁美がどこにいるのかすら不明)。仁美曰く毛利の妻は死別しているらしい。
弟子達の評価
その人柄故に弟子達からは本気で慕われており、戦争に際して弟子達は以下のような反応をしている。
- 瓜生龍臣:やめた後も彼の人の良さを思い出すことがあった。
- 香鈴:訃報を聞いて号泣した(後に生存が発覚)。
- 芦澤恒彦:何から何まで世話になったと恩義を感じていた。
- 金鳳智:生存が確定し前が見えなくなるほどの涙を流し喜んでいた。
- ジェイク:飄々とした普段の様子から想像もつかないほど銀田栄角に怒りを見せた。
- バース:「世話になった毛利のおっさんを殺られて黙っている程バカでは無い」とキレた。
また、上述の面々に加えて天羽組武闘派の小林幸真も、8歳の時点で行く宛てのなかった彼を拾ってくれた毛利(および組織)には一定の恩義を感じていた模様(もっとも彼は「組織への義理は果たした」という理由から勝手に組織を抜けたが)。ただし皆に分け隔てなく愛情を注ぐ毛利のスタンスはピンクの巨大な承認欲求と自尊心を満たせなかったようでピンクは毛利を裏切ることとなった。ただし毛利はピンクに対して「チームを背負う男になる」「優秀な人間が後ろにいることで隙が無くなる」と評しているようにかなり高く評価していたためどれだけピンクの自尊心が膨れ上がっていたかがうかがえる。
能力
昔は組織最強だったらしく、その実力は瓜生が20歳になるまでは勝負にならなかったと語っている。様々な武器に精通しており、中国武術の発勁や日本刀、背負い投げなどの様々な技を習得している。
現在は(現場を離れかなり長いため)一目見た小峠に瓜生よりは強くないと判断されたがそれでも最強アサシンだったことがあるだけに戦闘不可能には程遠いレベルで強い。不意打ちの早撃ちを最小の動作で回避するレベルの銃弾回避スキルは持っている。
アサシン教育や組織の幹部を担った経験もあって指導力や作戦立案能力も高く、交渉能力や裏社会の人脈に関するネットワークは組織でも随一である。銀田と事を構えるようになってからは毛利派の総司令官のような役割を担っている。
活躍(復活以降)
瓜生と金鳳が護衛している中復活。金鳳は恩師が意識を取り戻し泣いて喜んでいた。
- 12月28日の動画(瓜生龍臣)
復活早々うりゅうのメロンパンのメロンパンを食べ泣きながら「店出せるじょ!」と絶賛した。もう出してるから。同時に毛利を慕う瓜生らを束ねて作戦立案等を担う総司令官の役割を担っていく。
そして人脈をフル活用し大陸最強の殺し屋を助っ人参戦させた。なお毛利によると組織の人間は上の意向に染まりきるしかない人間が大半、更に功名心に目が行く人間も多いため少数派かつ強力な毛利派は必然的に狙われるらしい。(実際にバースも銀田が毛利を始末しようと言う凶行に及ばなければ考えもしなかったと発言している。)
- 2023年1月28日の動画(瓜生龍臣→銀田栄角)
瓜生と金鳳、自身に付いた組織の幹部である東山の手により、政財界のフィクサーでありCODE-ELの大スポンサーである御前が組織に依頼発注リストを手に入れる事に成功する。瓜生やバースからはすぐにリークする事を進言されるも、御前の政財界やメディアへの影響力から無策で流すと結局揉み消されるだけではなく、御前の手によってCODE-EL以外の暗殺組織にも依頼をかけて自分達を狙ってくる危険性があると読みいきなり実行には移さない方向で決断を下す。
そこで御前の情報を持っている事を見せ札に組織を牽制し、戦略を崩した上で揉み消される危険性を摘んだ上でリークする方針を打ち出す事となった。
- 2月8日付の動画(瓜生龍臣)
カリンによりうりゅうのメロンパンネットショッピングが開発され喜んでいる瓜生に小林に協力を取り付けるための護衛を依頼。しかしこれを読んでいた銀田の指示でカタギの少女を利用した鵺の策謀により瓜生と分断され腕を切り裂かれるも、寸でのところで瓜生に救われる。
- 5月10日付の動画(瓜生龍臣)
CODE-EL本部に誘拐された香鈴救出のため、以前から握っていた御前の暗殺依頼発注リストを世間に拡散し、CODE-EL本部を混乱させるという時間稼ぎをしたうえで、瓜生、バースと共にCODE-EL本部に乗り込む。
道中で進藤ら複数人のアサシンたちと遭遇、さらに本部中核部への入り口では組織最強と呼ばれる鶴城と遭遇するも、前者はバース、後者は瓜生が食い止めてくれたことで単身ではあるものの中核部への侵入に成功した。
と同時に、次回(以降)の動画にて現トップの銀田と直接対決することが事実上確定した。
- 5月12日付の動画(瓜生龍臣)
バースが殿を務めていたお陰で護衛が手薄になっており銀田の部屋まで辿り着く。部屋に入ると銀田の姿はなく、銀田専用の庭園に繋がる扉が開いていた。そこから先に向かって歩いていくと・・・
現役時代に戻ったような装備と服装をしていた銀田の姿だった。
銀田は自分の手管と手腕を認めながら、自分の想像を超える事は無いと言い切るり挨拶代わりの銃弾を浴びせるも、これを躱しながら反撃の一発を撃ち銀田も躱す。銀田は自身の思想が危険であり、その影響を受けた毛利班も反乱分子と断じる。
最早相容れる事さえ永劫叶わない自分の思想と銀田の思想がぶつかり合い、戦いに発展する。しかし、斬り合いでは銀田に分があり、暗器を靴に仕込んだ蹴りで追い込まれてしまう。それでも銀田を止められるならば刺し違える覚悟と言わんばかりの気迫を見せる。
「いかに訓練を受けたアサシンでも善人を殺せば業を背負う それを避けたいのは当然の考えだ」
「立場が変われば正義は変わるそれを100%否定はしない! だが完全悪を見極める努力をやめてはならないのだ!」
「かかって来い銀田ぁああ! 貴様を消してこの暴走を止めてみせる!」