すなわち、創作における表現に対し表現規制をかけるような法律等(具体的な例としては東京都青少年健全育成条例改正案や児童ポルノ法など)に対し反抗するという意味のタグである。
このタグに関しての詳細な内容は「架空創作表現規制反対」を参照していただきたい。
概要
図書館戦争とは、メディアワークス(電撃文庫)発刊の有川浩による小説であり、内容としては「表現の自由を守るために戦う図書館員が巻き込まれる紛争」の話である。この小説はメディアミックス化されており、コミック、アニメ(テレビ、劇場版)、映画などになっている。
当時、実際の日本国においても作中に存在する「メディア良化法」のような架空創作表現に対する法律等による縛りが行われようとしていた(例としては危険法案リンクに掲載されるような法律案などである)。
なお、2010年3月17日付で日本図書館協会(さまざまな種類の図書館の進歩発展を図る事業を行うことにより人々の読書や情報資料の利用を支援し文化の進展及び学術の振興に寄与することを目的とした団体)がこれらの規制に反対する旨の要望書を提出し、案外作中に登場する「メディア良化法」が洒落にならない事態になりつつあるとpixivはじめオタク界隈は危機感を強めていた。
「東京都青少年の健全な育成に関する条例の一部を改正する条例」について
条例は採択されたが、その後の都知事の度重なる交代や、オタク産業のビジネス化もあって大した事態にはならなかった。
逆に、反規制運動側も条例を阻止できなかったことや、親自民派と反自民派の分裂もあり弱体化し自然消滅した。
誰しも条例騒動なぞ忘れてしまった2016年。アメリカでのドナルド・トランプ大統領の当選を受けて保守派の性的マイノリティ関連の書籍への弾圧や図書館からの撤去、対する反トランプ派のマスメディアによるポリティカル・コレクトネス運動が激化し、それは日本にも波及しつつある。
近年アメリカでは保守派とリベラル派の対立により学校の図書館から本が次々と撤去されており、2024年の大統領選挙に向けてもこの問題は争点の1つとなっている。
教育委員の選挙で「禁書」に賛成する候補を当選させようと、保守派の政治団体が大量に選挙資金を投じている事が問題視されている。
取材を受けた高校生達の言葉は悲痛なものだった。
「彼らは政治的な考えが頭にあるだけで、私たちの声なんて聞こうとしていません」
「“禁書”は学校内での同性愛者などへの偏見につながります。『私たちが賛同しないからあなたたちも賛同すべきではない』と言われているようなものです」