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石妖の編集履歴

2023-06-24 14:08:27 バージョン

石妖

せきよう

江戸後期の学者・佐藤成裕著の『中陵漫録』に記載される妖怪。

概要

『中陵漫録』に記載されるの化身、或いは石の精とも捉える事もできる美女の姿をした妖怪


それによると豆洲(静岡県)の山中の石切り場に現れ、丁度昼時で休息中だった石工たち近付き、「毎日のお仕事でお疲れでしょうから私が按摩をして差し上げましょう」といって次々に石工のを揉んでいった。


するとその按摩がとても気持ち良かったのか、按摩をしてもらった石工たちは次々に寝入ってしまった。しかしその内の1人が、彼女が只者ではないことを察して密かに逃げ出し、たまたま出会った猟師に事情を打ち明けると連れ立って現場へと戻り、石妖と対決する。

猟師に鉄砲で撃たれた石妖は、石の正体を現して粉々の砕け散り詩型を消したが、その後も何事も無かったかのように度々出現したという。


なお、石妖に按摩を施された石工たちは眠っていたのではなく、実は余りにもの激痛で気を失っていたというのが真相であり、その背中には石で引っ掻いたような傷が無数に付いており、このままでは病気になる危険性が高かったが、幸いにして手当てが早かったこともあり、何とか無事に回復したという。



ゲゲゲの鬼太郎

ゲゲゲの鬼太郎 24話 石妖とねこ姉さん

※イラスト右のキャラクター

CV/内田真礼

初出は少年マガジンに掲載された『新編ゲゲゲの鬼太郎』。


美しい女性の姿で石山妖子(いしやまようこ)という偽名を名乗り、男性を誑かしては大金を撒き上げる、結婚詐欺を繰り返していた。ねずみ男を誑かして結婚し、新婚旅行先で祝儀袋を奪い去り行方をくらませた後、今度は妖怪研究家の水木を次のターゲットとして目を付ける。


伝承と同じく相手の肩をもんで石で引っ掻いたような傷を負わせて気を失わせてしまう事が出来るほか、自身の体を石のように固くして防御したり、石の塊と化して突進攻撃を仕掛ける事もできる。

また、例え粉々に砕けれてもその状態で飛び回りぬりかべに穴をあける程の攻撃を仕掛けたり、竜巻の様になって襲い掛かるなど、その戦闘力は意外にも高い。


劇中では自身の行いに感づいた鬼太郎たちと対決し石となって鬼太郎を追い詰めるが、最後は海に落ちて妖術が仕えない様になり、女性の姿に戻った所を海坊主に捕まってしまい、二度と悪さが出来ない様に彼(?)の下で強制的に暮らす事になってしまった。


ややアダルトなエピソードのためかアニメでは長らく出番がなかったが、対象視聴者年齢が上がった第6期第24話で、満を持しての登場を果たした。


ねこ娘も嫉妬するほどの美貌とナイスバディを兼ね備えた女性の姿を持ち、悪事を繰り返した挙句、ねずみ男に近づいて結婚詐欺を働き、有り金をすべて奪って姿をくらました。しかし、ねずみ男の敵討ちに出向いた鬼太郎ファミリーに追い詰められる。

悪運尽きて、鬼太郎が呼び出した海坊主に捕まり、ペットにされるという原作同様の末路を辿るところを、本気で彼女を愛していたねずみ男の懇願により釈放され、いずこかへと姿を消した。


騙されてもなお、幾度も身体を張って自分を庇い、護ろうとし続けたねずみ男の真心に、さすがの石妖も物語の終盤、心を動かされた様子を見せる。

彼女が唯一奪わなかった結婚指輪を、出会いの場所である質屋に売って出てきたねずみ男の足元へ、ふたりが出会ったきっかけであるリンゴをこっそり転がす石妖。それを目にしたねずみ男は、まさかと思いつつもリンゴを拾うと、未練を振り切るように齧り付いた後、いつもの飄々とした調子で去っていく。その後姿を見送った後、彼女もまた何処かへと去って行った……。


余談

  • 漫画では、海坊主に捕縛された際にキチ顔に近い表情をしていた。

関連項目

妖怪

ねずみ男

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