「自分で決めたルールをあとから勝手に変えるな。このダブスタクソおやじ!」
概要
ダブスタクソ親父とは、ダブルスタンダードでクソな親父を端的に示す言葉である。
『機動戦士ガンダム水星の魔女』の登場人物のミオリネ・レンブランが、父親であるデリング・レンブランをそう毒吐いて以降、視聴者からの彼の別称あるいは蔑称として定着した。
公式の字幕に従うなら「ダブスタクソおやじ」が正確な表記となる。
第3話では、ヴィム・ジェタークが息子であるグエル・ジェタークを勝たせるため、ダリルバルデをAI任せにしておきながら、グエルを否定するようなことを言ったため、ヴィムも視聴者にダブスタクソ親父扱いされている。
実際のところ…
デリングの批判の為に使った「ダブスタ」は実はミオリネ自身にも当てはまることが多い。
父親に「人の未来を勝手に決めるな」と言っておきながら、ミオリネ自身もスレッタを自分の都合の為に何度も振り回している。
例として、第4話でエラン・ケレスを御三家として一括りにした後、スペーシアン嫌いのチュチュに対して「アーシアンを差別するクソスペーシアンと本質は変わらない」=スペーシアンにも色々いると指摘しているが、自身が御三家でないからといってスペーシアンとしての連帯責任を回避しているようにも見える。
学校生活で彼女が過ごしている特別寮(本来は理事長室)からパーティー用に着るドレス類まで全てが父親であるデリングによって与えられている物であり、プロスペラにはそれを指摘されて何も言えないほどに動揺していた。
その矛盾した感情を抱えながら迫るスレッタの危機に対し、彼女は一つの決意を固める…。
…が、その際にもミオリネは嫌悪してるはずの父を彷彿させる言動で仕切ろうとしたことから、我慢の限界が来たチュチュからクソスペわがまま女という似たようなあだ名をつけられてしまった。
そして…。
余談
第7話ではこの時の真似をする形でプロスペラが「クソ親父!」と叫んでみせた。
また、Blu-ray・DVDの宣伝CMではスレッタが「責任、取ってよね!」「このダブスタクソ親父!」とミオリネの真似をして本人にツッコまれている。
さらに総集編においては、当該シーンが収録されているSeason1前半版でナレーションを担当したグエル・ジェターク役の阿座上洋平氏、そしてSeason1全編版でナレーションを担当した、シャア・アズナブル役でお馴染みの池田秀一氏までもがこのパワーワードを言う羽目になった。
(9分23秒辺りから)
(13分2秒辺りから)
関連タグ
ダブスタクソ親父と見るガンダム:これが発展したネットミーム。
サブカルクソ女 ゴマすりクソバード:特に繋がりはないが語感が似ている単語。
ダブスタクソ娘:視聴者からの蔑称。作中で使用されたセリフではないので注意。