「ハアッ、ハアッ… 出来たみたいだな…。見たか、親父!」
概要
京の祖先が、いずれ復活するだろうオロチとの最終決戦に向けて、三種の神器が揃わない事を想定し開発された秘技。
コントロールの難しい技で、京は過去に一度だけ無式を試みたが習得できなかった。
96大会前の野試合で、ゲーニッツに大敗を喫した(裏百八式・大蛇薙も通用しなかった)京は己の慢心を思い知り、再び無式を試みる。再修行の末、遂に無式を体得した。
無式は「三神技の壱」とされ、KOF97では「三神技は全て草薙流が持つ技である」と語られている。
神技は表の式、裏の式、外式とは別の次元の技である。
ネスツ編以降
オロチとの決戦直後、京はネスツに拉致されてしまう。
クローン実験等の影響から、一時的に全力で炎が出せず、無式は使えなくなっている。
以降アッシュ編まで使用していない。
アッシュ編では庵とちづるが、「三神技之弐」「三神技之参」と、それぞれに三神技の名を冠した技を使用。
このため、オロチ編での「三神技は全て草薙流の持つ技」という設定が変更されたのか?また別の技なのか?と、一部で議論になった。この辺は公式の詳細な言及がされていないため曖昧になっている。
「三神技之弐」は’97三種の神器チームEDで庵が暴走しながらもおそらく無意識の内に使った技なので、オロチ決戦後に庵が三神技として完成させたものと受け取れる(となると「三神技之参」も同様の経緯と思われる)。
最終決戦秘奥義・十拳
KOF13では「最終決戦秘奥義・十拳」という技が登場した。
十拳についても設定の言及がないため、技の詳しい詳細は現時点で不明である。(三種の神器のエンディングにて、草薙京がオロチに放った技に似ている。)
その他
- ストーリー的にはKOF96の時点でしているものの、ゲーム上では制作の都合上、没(開発中の技としてデータには有る)となっており、KOF97より正式実装された。そのため、’96では庵の裏百八式・八酒杯による援護の後に、無式を使わずに大蛇薙でゲーニッツを倒してしまったのはここだけの話である。
- クローン人間という設定の草薙京-2が『無式』という名称で使用、またKUSANAGIは「最終決戦奥義・零式」という類似の技を使用する。
- ゼロ・キャノンに無式のデータが使われている。
- コマンドは236236パンチ、巨大な火柱を吹き上げた後、自身は火柱の中を通り抜け炎を身に纏い、拳による乱舞を繰り出す技。