概要
『ウマ娘プリティーダービー』におけるエアシャカールとファインモーションのコンビ、カップリングタグ。
表記揺れとしてシャカファインと呼ばれる事もある。
片方はぶっきらぼうな理系の技術屋、片方はゆるふわ気味な名家のお嬢様という凸凹コンビで、威圧的なエアシャカールを怖がらずに友人として付き合うファインモーションに対してエアシャカールは世間知らずなファインモーションの世話を焼き、共によくラーメンを食べにいくという間柄である。
アプリ版
サポートカードイベント
エアシャカールのSSRサポートカード『7センチの先へ』より『ノイズは不要』、SSRサポートカード『mag!c Number』より『合わせるBPM』、ファインモーションのSRサポートカード『GRMAラーメン♪』より『君もクローバーだよ♪』にて揃って登場。
『ノイズは不要』では、ラーメン屋巡りの最中の二人の会話やファインモーションから見たエアシャカールについての印象を知ることができる。
『合わせるBPM』では、楽曲制作に必要な生オケの録音を「一音につきラーメン一杯」というトンデモ条件で自身も協力しようとするファインモーションが見られる。直後に本人の協力は断っているものの、本サポカが配布されたイベント『今宵、リーニュ・ドロワットで』では、別案件だが、ラーメンを食いまくって生オケの協力を得たという発言があるため、今回も、一音につき一杯とは言わずとも何杯かはファインモーションのラーメン巡りに付き合っていると推測される。
『君もクローバーだよ♪』では走り込みに出ている中、子供たちと共に四つ葉のクローバーを探す二人が見られる。ファインモーションの思いやエアシャカールの人柄が窺えるイベントである。
ホーム会話
掲示板前にて話す二人が見られる。エアシャカールの笑顔を「達成感に満ちた素敵なお顔だよ」と断じたり、笑顔を見ようと思考を巡らせたりといったファインモーションと、そんなファインモーションの様子に当惑しつつも言葉を返すエアシャカールの実に微笑ましい掛け合いを目にすることが出来る。
ストーリー
2021年12月にファインモーションが実装。ウマ娘ストーリー中にエアシャカールが登場した。解放されているファインモーションのストーリー中、エアシャカールは7話中3話にわたって登場。ピックアップ期間に公開される4話までのストーリーにおいてはなんと過半数(2話〜4話)という驚異の登場率を誇る。第2話ではテイエムオペラオーと競うエアシャカールをぴょんぴょんと飛び跳ねて懸命に応援し、エアシャカールの走りを「とっても、素敵だった」と感じる姿が見受けられる。
トレーナーに対しても一国の王女という立場にあるファインモーションがトゥインクル・シリーズを走るということの重みを伝えたり、またファインモーションに「走ること」の意味を知らしめたりと、極めて重要な立ち位置を担っている。史実と同じく、ファインモーションがデビューする前からエアシャカールは既にトゥインクル・シリーズでレースを経験している(エアシャカールがファインモーションよりも2つ年上。『モデル馬の関係』参照)。
また、育成においてもかなりの頻度でエアシャカールが顔を出す。クラシック級の夏合宿ではエアシャカールとファインモーションの出会いについて語るSP隊長の姿も。
ここでは詳しい言及を避けるものの、二人の関係性やお互いに残したものについてを深く考えさせられる屈指の良ストーリー。エアシャカールがファインモーションに向ける視線の理由、ファインモーションがエアシャカールに残したもの。それらの行方は、是非ともその目で確かめて頂きたい。
2022年7月にエアシャカールも実装。ファインモーションはエアシャカールよりも遅れてトゥインクル・シリーズデビューしたため、作中では三年目から本格的にストーリーに登場する。特にエアシャカールの最終目標レースである有馬記念は、ファインモーションのストーリーへ繋がるような終わりとなっている。またこのレースは、ファインモーションの最終目標レースに有馬記念を選択せず、出場しなかった際に見られるストーリーと対比になっているかような内容であるため、見比べてみるのも面白いだろう。
モデル馬の関係
モデルとなった競走馬エアシャカール号とファインモーション号は、エアシャカールが2つ年上である。
2頭が対戦したのは、エアシャカールの引退レースである2002年の有馬記念一度きりで、それもファインモーション5着、エアシャカール9着という結果だったため、特にライバル関係というわけではなかった。
しかしながら、ウマ娘由来のオリジナルのカップリングというではなく、両馬とも主戦騎手が武豊という繋がりがある(なお先述の有馬記念での騎手はエアシャカールが横山典弘でファインモーションが武豊)。
また、エアシャカール号もファインモーション号も、激しい気性が原因で古馬になってからは成績が低迷したこと、そして引退後の馬生が恵まれなかったことが共通している。
実馬のエアシャカール号は神戸新聞杯における武騎手の「エアシャカールが一体何を考えているのか頭の中を見てみたい」という敗戦コメントでも象徴されるほどの気性難の持ち主であり、最後まで斜行癖が改善されることもなく古馬になってからは全戦全敗であった。ファインモーション号もそれに負けず劣らずの気性難の持ち主で、古馬になると掛かり癖が頻発し、GIIやGIIIでは勝ててもGIでは全戦全敗だった。
ファインモーションはそもそも競走馬というより繁殖牝馬として期待されていたものの引退後に医学的に受胎できない体質であることが判明、エアシャカールは種牡馬生活に入ったわずか3ヶ月後に事故により骨折、安楽死という措置が取られた。