一般的なやつあたりは「八つ当たり」を参照。
データ
概要
第2世代から第7世代まで存在した技。
「おんがえし」の対に当たる技であり、むごい仕打ちをうけていることへのうさばらしで敵を全力で攻撃をする。そのため、なつき度が低いまたは最低になっているほど威力が高くなる。
最大威力は「おんがえし」と同じ102。
対戦においては主にメタモン、「ふういん」対策で使われる。これらをパーティに採用する場合、なつき度も念頭に置いておくといいだろう。
またなつき度は歩いたりレベルアップで上がってしまうが漢方薬で容易に早く下げることが可能なので、なつき度が中途半端な状態ですぐに対戦をしたい場合は「やつあたり」を覚えさせるといい。
一方でシナリオで使われる事は少ない。
と言うのも、普通にシナリオを進めていればなつき度はどんどん溜まっていく為、どんどんやつあたりの威力が減っていくのである。
そして最大威力を出せるのは捕獲したての伝説ポケモン(ラティ兄妹を除く)とミミロルのみ。
なお、ミミロルはレベルアップでやつあたりを覚える唯一のポケモンだったりする。
シナリオでこの技の威力を高い状態で維持できる人は「ロケット団やプラズマ団の一員じゃないのか」と突っ込まれても文句は言えない(実際本編ではゲーチスのサザンドラが最大威力で使用してくる他にポケモンスタジアム金銀ではロケット団のポケモンはこの技を使って来る)。
まあ、しょっちゅう手持ちをひんしにさせたりしている人なら分からなくもないが。
第8世代では、まさかの消滅。おんがえし共々技そのものが消滅してしまった。
SVでは「わるあがき」のひっかけ問題に名前だけ登場する。
アニポケでは、ムサシのバケッチャがまさかの使用。しかしセレナのフォッコが放ったかえんほうしゃにあっさり負けていたことから、バケッチャはこの技を使うにはムサシに懐きすぎていたようである(そもそもタイプ相性が悪いというのもあるが)。
この技が真に輝くのは、ポケダンのレベル1ダンジョン。PPもまずまず高く命中100%、なにより事実上45の固定ダメージを与える極悪な技(しかもゴーストタイプにすら効く)ため、強ポケはもちろん、弱ポケにはほぼ唯一のダメージソースとなりえる。
ポケダン救助隊のRTAでは必須のダメージソースとして活躍し、この技と組み合わせる前提で成長率は高いが自力技に恵まれないコダックが使われることがあるぐらいなものである。
救助隊であまりに使い勝手が良すぎたためか、探検隊ではPP減少・店売り専用技となり、救助隊ほどの使い勝手は無くなってしまった。それでも強いが。
ポケモンGOでは
シャドウポケモンがデフォルトで覚えているゲージ技として登場。現状ではシャドウポケモン専用の技となっている。
肝心の性能は3分割ゲージ技で、威力はたったの10……とてもではないが実戦向けの技とは言えない。
このため、基本的に戦闘用の技としては完全に論外なのだが、かなり拘束力が強く、わざマシンで変更できず、進化してもこの技を覚えたままである(おんがえしと違い、コミュニティ・デイ限定の技よりも習得の優先度が高い)。
よって、長いことシャドウポケモンに「やつあたり」以外の技を覚えさせるには、ゲージ技をもう1つ解放させる必要があった。
しかし、2020年にGOロケット団関連のイベントが行われた際、イベント実施時間中にわざマシンスペシャルを使えばこのやつあたりを忘れさせることが可能となった。上記のように基本的に覚えさせておいてもメリットはないので、特に実戦で使えそうな高個体値の個体の場合は忘れさせてしまっても特に問題はない。
なお、リトレーンするとこの技を忘れ、新たに「おんがえし」を覚える。