※千葉県我孫子市にあるJR東日本常磐線・成田線(我孫子支線)の駅については、「我孫子駅(千葉県)」の記事を参照してください。
概要(大阪府の駅)
開業 | 1960年7月1日 |
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軌道事業者 | Osaka Metro(旧大阪市営地下鉄) |
路線 | 御堂筋線 |
駅番号 | M27 |
駅の名称は西側にある“我孫子観音”こと大聖観音寺に由来し、同寺の最寄り駅。
大阪市営地下鉄時代の1960年の開業以来、1987年に堺市にある中百舌鳥駅(案内上は「なかもず」。以下ひらがな)まで延伸されるまで、27年もの間終着駅であった。
ホームは相対式2面2線でシンプルだが、駅の南側の浅香地区に我孫子検車場があったため南側に出入庫線があり、その関係で駅南側の配線が少々複雑になっている。なかもず延伸時に検車場は堺市内に移転したが、当時の出入庫線が本線に挟まれる形で留置線として残り、平日朝の時間帯これを利用した始終着列車がある他、長居駅周辺でのイベント対応で臨時列車が設定された場合も当駅始終着が設定される。
駅や列車の表示ではひらがなの「あびこ」表記になっており、漢字の「我孫子」表記は切符で見られる。これはなんば駅やなかもず駅も同様で(※)、大阪シティバスでは停留所名そのものがひらがな交じりの「地下鉄あびこ」である。
大阪シティバスのみならず、松原方面へ向かう北港観光バスが駅前から発着するなど集客範囲が広い。加えて、なかもず延伸前までは南海バスも現在の新金岡駅付近にあった金岡車庫より乗り入れていた。
また日中1時間の本数がJR阪和線の普通列車の倍であるためか、利用客は大聖観音寺よりも北西にあるJR我孫子町駅よりもやや多い。
また、我孫子町駅よりもさらに西へ向かうと南海電気鉄道高野線に我孫子前駅、阪堺電気軌道阪堺線に我孫子道停留場があるが、案内上の表記は前者が漢字表記、後者が「あびこ道」と漢字かな交じり表記になっている。後者は阪堺の本社と車両基地がある。
※:蛇足だが、JR我孫子町駅前にある大阪シティバスのバス停も「JRあびこ町駅前」である。なんば駅の場合は、地下鉄・南海本線・南海高野線の駅前が両社の案内上の表記に倣いひらがなの「なんば」、近接するJR大和路線の駅前が「JR難波駅前」とバス停の名称が異なる。
利用状況
- 2015年度(平成27年度)の乗降人員は33,856人である。
年度 | 乗降人員 |
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2008年度 | 34,188人 |
2009年度 | 33,347人 |
2010年度 | 33,128人 |
2011年度 | 34,072人 |
2012年度 | 33,244人 |
2013年度 | 33,800人 |
2014年度 | 34,311人 |
2015年度 | 33,856人 |
余談
「我孫子」は、北京語で「私の孫(男孫)」という意味になる。
実際に祖父母が孫を指して使う分には問題はないが、他人に対して使うことは「お前は私の格下だ」と宣告するに等しい大変に侮辱的な言葉である。
そのため、来日した中国人は、「我孫子駅」の表記を見てギョッとするという。