サザエマジロギン
さざえまじろぎん
概要
サザエギンの右半身とアルマジロギンの左半身で構成され(※)、水陸両方で活動できる他、右腕から電撃を放って敵を攻撃する。
また、単体でも堅牢な体表を持つ2体の銀河闘士から作られただけあって、記事冒頭に示した台詞にもあるように銀河一の装甲と怪力を持ち合わせており、並大抵の攻撃ではこれを打ち破る事は不可能に近い。この自慢の装甲は単に防御のみならず、そこから自身の体色に合わせた青い盾と灰色の剣を作り出す事も可能で、これらをバツラー兵に与えて強化させる事もできる。
(※作中ではドルドラによる解説シーンにおいて、これら2体の銀河闘士もイメージイラストという形で登場している)
作中での動向
星川兄弟が新装備の開発を進める中、スタンスの違いから単独行動をとっていた健をドルドラたちと共に急襲。変身したファイブブルーの放った攻撃をことごとく弾き返し、Vサーベルもへし折るなど自慢の装甲の硬さを見せつけた。
さらに後から他の4人が駆けつけた後も、ザザとバツラー兵に自らが生み出した武器を与えて窮地に追い込むが、ここでファイブレッドがVパワーグリップを用いた100倍エネルギー特攻を決行。その反動でレッドは戦闘不能に陥るが、さしものサザエマジロギンもこれには耐えきれず倒れてしまった。
無論これで決着が付いたわけではなく、ドルドラの指示によりゴルリン32号が駆けつけ再生巨大化を果たす。
ファイブロボの超次元ソードをへし折り、さらにはスーパーファイブロボのスーパーベクトルパンチも破って逆に右拳を破壊するなど、巨大化前と同様に装甲の堅牢さを発揮しファイブマンを圧倒。さらにはスーパーファイブロボを、自身にとって有利な環境である海中に投げ込みなおも痛めつけた末、再び地上に戻ってきたところで完膚なきまでに打ち倒してみせた。
しかしこの間、単身マグマベースへ戻ったブルーが完成したばかりのファイブテクターを引っ提げて戦場へと戻り、ジェットナックル発射口に潜り込んで自らを弾丸とする人間大砲戦法を敢行。この起死回生の一撃にサザエマジロギンの装甲も耐えきれず、腹部に風穴を開けられ爆散した。
備考
デザインは篠原保が担当。モチーフとなった動物がいずれも硬いという共通項を持っていた事から、ここでは「太さと細さ」という点で、合身銀河闘士のコンセプトである「左右の対比」をアピールしている。
また腹部には、右半身の意匠が若干左半身に潜り込むような処理がなされているが、これは大畑晃一の手がけた合身銀河闘士が、必ずしも左右均等に半身を分割していない事を受け、篠原も「このくらいはOKなんだ」と判断した上で取り入れられたものであるという。
関連タグ
クレージーゴン:『ウルトラセブン』に登場するウルトラ怪獣の一体。似たような戦法で倒されたという共通項を有する
島忍者ギリギリガイ師:『忍風戦隊ハリケンジャー』に登場する、サザエモチーフの戦隊怪人の後輩。
マリゴモリ:こちらも堅牢な防御力を持つ怪人で、モチーフが巻き貝+アルマジロという点もほぼ同じ。
ただし妖怪モチーフとしてさざえ鬼が含まれ、貝は貝でもスケーリーフット(ウロコタマフネガイ)がチョイスされている。