ドルドラ「サザエマジロギンはサザエギンとアルマジロギンの合身銀河闘士。その装甲は銀河一硬く、そのパワーも銀河一の最強戦士なのさ!」
CV:西尾徳
登場話数:第37話「人間大砲!」
概要
サザエギンの右半身とアルマジロギンの左半身で構成され(※)、水陸両方で活動できる他、右腕から電撃を放って敵を攻撃する。
また、単体でも堅牢な体表を持つ2体の銀河闘士から作られただけあって、記事冒頭に示した台詞にもあるように銀河一の装甲と怪力を持ち合わせており、並大抵の攻撃ではこれを打ち破ることは不可能に近い。この自慢の装甲は単に防御のみならず、そこから自身の体色に合わせた青い盾と灰色の剣を作り出すことも可能で、これらをバツラー兵に与えて強化させることもできる。
(※作中ではドルドラによる解説シーンにおいて、これら2体の銀河闘士もイメージイラストという形で登場している)
作中での動向
星川兄弟が新装備の開発を進める中、スタンスの違いから単独行動をとっていた健をドルドラたちと共に急襲。変身したファイブブルーの放った攻撃をことごとく弾き返し、Vサーベルもへし折るなど自慢の装甲の硬さを見せつけた。
さらに後から他の4人が駆けつけた後も、ザザとバツラー兵に自らが生み出した武器を与えて窮地に追い込むが、ここでファイブレッドがVパワーグリップを用いた100倍エネルギー特攻を決行。その反動でレッドは戦闘不能に陥るが、さしものサザエマジロギンもこれには耐えきれず倒れてしまった。
無論これで決着が付いた訳ではなく、ドルドラの指示によりゴルリン32号が駆けつけ再生巨大化を果たす。
巨大戦でも相変わらずの堅牢さを見せつけ、ファイブロボの超次元ソードをへし折るわ、スーパーファイブロボのスーパーベクトルパンチも破って逆に右拳を破壊するなど、ファイブマンを完全に圧倒。さらにはスーパーファイブロボを、自身にとって有利な環境である海中に投げ込みなおも痛めつけた末、再び地上に戻ってきたところで完膚なきまでに打ち倒してみせた。
しかしこの間、単身マグマベースへ戻ったブルーが完成したばかりのファイブテクターを引っ提げて戦場へと戻り、ジェットナックル発射口に潜り込んで自らを弾丸とする人間大砲戦法を敢行。この起死回生の一撃にサザエマジロギンの装甲も耐えきれず、腹部に風穴を開けられ爆散した。
備考
デザインは篠原保が担当。モチーフとなった動物がいずれも「硬い」という共通項を持っていた事から、ここでは「太さと細さ」という点で、合身銀河闘士のコンセプトである「左右の対比」をアピールしている。
また腹部には、右半身の意匠が若干左半身に潜り込むような処理がなされているが、これは大畑晃一の手がけた合身銀河闘士が、必ずしも左右均等に半身を分割していない事を受け、篠原も「このくらいはOKなんだ」と判断した上で取り入れられたものであるという。
関連タグ
アルマジロモンガー ワープロアルマジロ ライトアルマジロ バラマジロ:いずれもスーパー戦隊シリーズの他作品に登場する、アルマジロモチーフの怪人達
島忍者ギリギリガイ師:『忍風戦隊ハリケンジャー』に登場する敵怪人の一体。こちらもサザエをモチーフに含んでいるという点で共通している
マリゴモリ:『侍戦隊シンケンジャー』に登場する敵怪人の一体。サザエマジロギンと同様に堅牢な防御力の持ち主かつ、モチーフが巻貝(こちらはサザエではなくスケーリーフットを採用)+アルマジロという点、デザインが篠原保の手によるなど、様々な点で共通項を有する
クレージーゴン:『ウルトラセブン』に登場するウルトラ怪獣の一体。砲弾のように撃ち出されたヒーローの突撃で敗北を喫した点で近似している