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バラマジロ

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ばらまじろ

バラマジロとは、特撮テレビドラマ『超力戦隊オーレンジャー』に登場する敵怪人の一体。

バッカスフンド「思い知ったか、球の力!この世で一番美しく、一番強い形、それが球体だ。しかも、その動きは変幻自在!」

登場話数:第22話「合体(秘)指令!」

概要

バラノイアが開発したマシン獣の一体。

記事冒頭に示した台詞にもあるように、球体の持つ特性に目を付けたバッカスフンドが開発させたもので、その名の通り球形に丸まるのが特徴なアルマジロをモチーフとしている。

青色に染め上げられた全身の装甲は、球状に丸まることでその真価を発揮し、あらゆる攻撃を寄せつけない。

また、その装甲の硬さは同時に武器としても機能し、球状形態で変幻自在な動きから繰り出す体当たりも高い威力を叩き出す。

さらに通常形態でも両腕に鋭く長い爪を武器として備えており、俊敏な動きとこれを用いての格闘戦、目から放つ電撃光線により、オーレンジャーロボを何もさせず一方的に叩きのめすという恐るべき強さを見せる。

デザインは阿部統が担当。正統派な怪人を目指そうとして可愛くなっちゃった一体であるといい、また同時に体色についても「あんまり青を塗っちゃうとメカっぽく見えない」と、実際の造形物を目にした際の印象を振り返りつつ反省の弁を後に述べている。こうした背景もあり、バラマジロについては「こうなるともうマシン獣というよりダーク破壊部隊みたい」「どっちもロボットだけど、ロボと怪獣の間の変なゾーンにいる怪人」と総括している。

作中での動向

リハビリの末にオーレンジャーロボが完全回復を果たす中、当初から巨大な姿で現れたバラマジロは、これを迎え撃ったオーレンジャーロボとレッドパンチャーを自慢の装甲や、球状形態でのトリッキーな動きで翻弄し、その強さを遺憾無く示してみせた。

対するオーレンジャーも、三浦参謀長からの指示により2大ロボを合体させようとするが、レッドパンチャー側の合体システムが作動せず、一時撤退を余儀なくされてしまう。

その後、2大ロボの合体に必要な、レッドパンチャーの欠落していたメモリーを巡ってオーレンジャーとバラノイアとの間で争奪戦が展開される中、バラマジロも球状形態で現れ、メモリーの持ち主であるサトル少年とこれをガードする吾郎に襲いかかるが、オーレンジャーロボに阻まれて逃走を許してしまう。

それでもオーレンジャーロボとの戦闘では終始これを圧倒し、メモリーも直々に出張ってきたバッカスフンドの手により爆破されたことで、勝負はついたかに見えたが……。

吾郎「やいやいバッカスフンド! 背中のこいつが見えないか!」

なんと破壊されたメモリーに内蔵されていた合体プログラムの数字コードが爆発のショックで呼び出され、攻撃の余波でスーツが焼かれた吾郎の背中に焼き付けられるという想定外の事態が発生。

基地で一連の戦闘をモニターしていた三浦参謀長はこれを直ちにレッドパンチャーに入力・出撃させた。

そして駆け付けたレッドパンチャーの猛攻を受けるも、球状形態になることで寄せ付けずなおも優位を保とうとしたが、入力されたプログラムによりついに合体に成功したバスターオーレンジャーロボの破壊力の前には自慢の装甲も意味をなさず、必殺の「ビッグキャノンバーン」を受けて爆発四散、敗北した。

関連タグ

超力戦隊オーレンジャー マシン帝国バラノイア マシン獣

アルマジロ

アルマジロモンガー:バラマジロとモチーフを同じくする、『太陽戦隊サンバルカン』に登場する敵怪人の一体。いずれも「機械生命体である」という共通項も有する

ライトアルマジロ 臨獣パンゴリン拳ムザンコセ マリゴモリ:いずれもバラマジロと同様に、「球状に変形して高い防御力を発揮する」共通項も有する戦隊怪人達。このうちライトアルマジロとはモチーフも共通している

アルマジロイマジン:『仮面ライダー電王』に登場する敵怪人の一体。アルマジロをモチーフとし、青色の堅牢な装甲で身を固めているという点でバラマジロと共通している

アーマー・アルマージ:『ロックマンX』の登場キャラクターの一人。アルマジロをモチーフとした機械生命体、という共通項を有する

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