「ライドウならば、どちらを以て『将来を掴む』セオリーとする?」
概説
『十四代目葛󠄀葉ライドウ対アバドン王』に登場。
葛󠄀葉四天王の一角を担う実力者で、ゲイリン(猊琳)の名を継ぐ十七代目。
武者修行の為に渡米した経験を持つ老紳士。
渡米経験からなのか、「○○○のセオリー(他にも“カテゴリー”・“プロセス”など)」といった英語交じりの不可思議なしゃべり方が癖となっている。
武器はライドウと同じく、退魔刀と拳銃。
普段は槻多賀村周辺を担当地区としており、弟子の凪に天斗樹林の巡回を任せつつ、担当区域の異変解決を任務としている。
葛󠄀葉ライドウとは、帝都の異変解決のヒントを探しに天斗樹林を訪れた際、凪と共に遭遇し、以後葛󠄀葉一門の一人として異変解決に協力してくれるようになる。
老いていながらその実力は衰えを知らず、未だもって上級の悪魔を退けるほどの戦闘力を有する。
使役する悪魔は、銀氷属性のバジリスク、紅蓮属性のマダ、疾風属性のサンダルフォン、雷電属性のトール、外法属性のランダ、蛮力属性のラクシャーサ、蛮力属性のマハカーラ、疾風属性のエンジェルの八体。
余談だが、凪のハイピクシーによると若いころは結構やんちゃをしており、凪と最初に接触した際には、ハイピクシーに凪がゲイリンの隠し子だと勘違いされた。
しかも現場はきっちり抑えられている。
※ここからはネタバレ要素を多分に含みます。 |
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槻多賀でかつて起きた「不運に食われる日」を退けたゲイリンの末裔。
だが自身は先祖が為した偉業に匹敵し得る功績を立てられず、その機会を得られず老いていったことに負い目を感じていた。
そのためライドウが帝都の異変解決のために槻多賀村を訪れた際、帝都の異変の解決方法を知りながら、それを頑なにはぐらかし続け、自身が異変を解決して歴代ゲイリンに報いんと暗躍していた。
また結核を患っており、凪を天斗樹林で拾って師匠兼親代わりとなった時分には既に発作が始まり、徐々に病魔に蝕まれ、かつての実力も長時間は保てなくなっている。
凪のハイピクシーは、元々ゲイリンが従えていたもの。
ゲイリンに伝わる秘術を以て、帝都に出現した「深淵世界の門」を消滅させるつもりだったが、老いと病で衰えた肉体には酷だったために、最後の「歴代ゲイリンとの果たし合い」の試練であと二人を残して脱落。
追ってきたライドウと凪に全てを明かし、その意志を受け継ごうと決意した凪と、自分の代わりに試練を突破して秘術のカギとなる邪神トウテツの封印を解いたライドウに謝罪と感謝を述べて息を引き取った。
ルート分岐において、ライドウの人間性が「八方美人(Lawサイドに相当)」傾向にある場合は、シナドがゲイリンの姿と言葉遣いで接触してくる。
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老害…人によってはそう見る人もいるだろう。