天国とは、
(1)人が死んだ後に行くとされる場所の一つ。キリスト教では極めて美しく素晴らしい場所とされている。
(2)(1)の延長義で、非常に美しい風景の見られる場所。または安楽な生活が送れる場所。
(1)の天国
キリスト教で、生前良い行いを働いたり、神への信仰が篤かったりしたヒトや動物が死んだ後に行く場所とされている。悪い行いを働いた者は地獄に行くとされる。同様の考えはユダヤ教、イスラム教にもあり、コーランでは決して悪酔いすることのない酒や果物、肉などを好きなだけ楽しむことができ、処女と好きなだけセックスができるとされている(女性が天国に行ったらどうなるかの言及はなし)。
いっぽう天国や地獄という概念を持たない宗教もある。仏教にも六道のひとつとして「天界」があるが、仏教は輪廻転生の概念を前提にしているので、一度天界に生まれ変わった衆生も生前の行い次第で閻魔が決めた六道のいずれかに転生する。
(2)の天国
(1)の延長義で、天国に匹敵する程の安楽な場所や状態への比喩表現。
つまりはこういう状態。
ちなみに、英語でヘブン/ヘヴンなんて言うと何だかあちらの方の意味が多くなってくるので注意が必要。