ユリ科

ゆりか

単子葉植物ユリ目に属する科。いわゆる「百合の花」の多くが属する。

概要

単子葉植物ユリ目の科。いわゆる「百合の花」と言われるユリ属（学名：Lilium）のほか、チューリップやカタクリなどが属する。地下に鱗茎・球根が発達するものが多い（→百合根）。

古い分類体系（新エングラー体系、クロンキスト体系）では、下記のような単子葉植物もユリ科に含まれていたが、1990年代以降の分子系統学の発展で異質の系統を多く含んでいたことがわかり、現在の分類体系（APG体系）ではユリ属と縁遠い系統が切り離された。

旧「ユリ科」から分離された植物

• キジカクシ科スズラン亜科（スズラン、オモト、ヤブドコロ等）
• キジカクシ科ツルボ亜科（ヒヤシンス、オオアマナ、ムスカリ等）
• キジカクシ科クサスギカズラ亜科（アスパラガス等）
• ヒガンバナ科ヒガンバナ亜科（ヒガンバナ、アマリリス、スノードロップ、スイセン等）
• ヒガンバナ科アガパンサス亜科（アガパンサス等）
• ヒガンバナ科ネギ亜科（ネギ、ニンニク、ラッキョウ、ハナニラ等）
• ツルボラン科キスゲ亜科（ニッコウキスゲ、ワスレグサ等）