ツルボラン科
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つるぼらんか
キジカクシ目に属する科。ツルボラン亜科・キスゲ亜科・ススキノキ亜科の3亜科が属するが、亜科間で共有している特徴はあまりない。
キジカクシ目に属する単子葉植物の科。約40属900種が属する。APGⅢで「ススキノキ科」として設けられ、2016年のAPGⅣでツルボラン科に改称された。
キスゲ亜科(ニッコウキスゲ、ワスレグサなど)・ツルボラン亜科(アロエ、ハオルチア、トリトマなど)・ススキノキ亜科の3亜科があるが、形質はそれぞれの亜科で全く似つかない。
ツルボラン科で日本に自然分布するのはこの亜科のみ。
キスゲ属をタイプ属とし、他に観葉植物として利用されるキキョウラン属などがある。キスゲ属は百合の花によく似た花をつけること、地下茎が百合根とそっくりなことなどから旧来の分類体系ではユリ科に属していたが、花に花筒が発達することや、葉が線形で2列互生をするなどユリとは明らかに異なる特徴もあり、この分類にはかねてから疑問を呈されていた。
古くはアロエ科に分類されたアロエ類を中核に、トリトマなどのシャグマユリ属、ツルボランなどのツルボラン属などが属する。
アフリカ・西アジア・オセアニアなどに分布するが日本には分布しない。アロエ類を筆頭に多肉植物が多い。
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