ヤシ科

やしか

熱帯を中心に分布する植物の一群。いわゆる「椰子の木」のほか、シュロ（棕櫚）、トウ（ラタン）などが属する。

🌴概要

単子葉類のツユクサ類の中のヤシ目に属する。単子葉類としては珍しく木本となることが特徴だが、幹は分岐せず二次肥大成長もしないという、双子葉類の樹木（広葉樹）との大きな違いがある。大きな葉を幹の頂端部に固まってつけることで特徴的な樹形を形作る（同じ目に属するダシポゴン科もこの形質を共有している）。ただし、トウ（ラタン）など一部の種はつる性のものがある。

温帯性のシュロなど少数の例外を除いて、ほとんどの種が熱帯・亜熱帯に分布する。

属する植物

日本国内に分布するもの

シュロ（棕櫚）

カンノンチク

ニッパヤシ

観葉植物として栽培されるもの

テーブルヤシ

カナリーヤシ（フェニックス）

果実が利用されるもの

アサイー

アブラヤシ

ココヤシ

ナツメヤシ

ビンロウ（檳榔）

幹が利用されるもの

サゴヤシ

オウギヤシ（シュガーパーム）

つるが利用されるもの

ラタン（籐）

関連タグ

ヤシの木