キジカクシ科
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きじかくしか
キジカクシ目に属する単子葉植物の科の1つ。現行の分類ではスズラン科、ヒヤシンス科、テミス科などを含んでいる。
単子葉類キジカクシ目の植物の分類群。クサスギカズラ科ともいう。アスパラガスと比較的近縁な植物が属する。学名はAsparagaceaeで、直訳すると「アスパラガス科」となる。
遺伝子解析によるAPG分類体系によって新たに誕生した科で、以前はユリ科などに含めていた種が多く属している。
スズラン、オモトなどのスズラン科、ツルボ、ムスカリなどのヒヤシンス科、トリテレイア(ブローディア)などのテミス科と近縁で、APG III以降はこれらを「スズラン亜科」「ツルボ亜科」「ブローディア亜科」としてキジカクシ科に含めている。
キジカクシは知名度の低い山野草だが、アスパラガスと同属の植物で日本の山野に自生し、和製のアスパラガスと呼ばれる。茎は山菜として食用にもなる。
形態的な類似性ではなく遺伝的な系統でまとめられた分類群であるため、亜科ごとに形態が大きく異なり、この科に特徴的な形質を挙げるのは難しい。詳細はアスパラガス、スズラン科、ヒヤシンス科の各記事を参照。
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