概要
ツルボラン科キスゲ亜科のワスレグサ属Hemerocallisのうち、特にfulva種を指すが、広義にはゼンテイカ(ニッコウキスゲ)などを含めたワスレグサ属の植物全体を指す。
日本では北海道から沖縄まで分布し、夏に花茎を長く伸ばして百合の花に似た鮮やかなオレンジ色の花を咲かせる。ヤブカンゾウやノカンゾウ、ハマカンゾウなどの亜種・変種がある。
山菜として新芽をおひたしや酢味噌和え、炒め物などにして利用する。薬草としても利用される。キツネノカミソリも外見は似ているがこちらはヒガンバナ科の毒草であり食べられない。
ワスレグサ属(ヘメロカリス)は観賞用として利用される種が多くあり、「デイリリー」の英名でも知られる。ムラサキ科のワスレナグサ(勿忘草)やマメ科のカンゾウ(甘草)とは名前が似ているのでしばしば混同されるが、外見も分類もかけ離れている。
関連タグ
ツルボラン科 ススキノキ科 草花 ニッコウキスゲ ヘメロカリス
甘草 ワスレナグサ...名前が似ているのでしばしば混同される
キツネノカミソリ..外見が似ている植物