概要
双子葉類の真正キク類Ⅰ(シソ類)に属する科。2016年に公表されたAPG IVではムラサキ目に入れられているが、この目に入るのはムラサキ科のみである。
低木または草本で、花弁が5枚あり、葉は互生し、全体に細かい毛が生えていて、花や蕾が渦巻き状に付き、巻散花序といわれる花の付き方をすることが特徴。科名からは青色の花のイメージが強いが白い花をつける種も多い。そもそも科名の由来であるムラサキからして花の色は白で、ムラサキの種名は花の色ではなく根が染料に利用されたことによる。
ワスレナグサをはじめ、ルリソウ、ヘリオトロープ、ハマベンケイソウ、キュウリグサ、ネモフィラ、ヒレハリソウ(コンフリー)などがこの科に属する。