概要
高知県にある町
四万十町は、日本最後の清流 四万十川がその中心を流れ、原生林が点在する緑濃い山々、仁井田米に代表される肥沃な高南台地、東西約3kmに及ぶ美しい白砂青松の渚など、山・川・海の豊かな自然に包まれた町。
そして高知県のなかで最も大きい自治体である
歴史
2006年(平成18年)3月20日 - 高岡郡窪川町と幡多郡大正町・十和村が合併して発足。
なお四万十町が発足する前の2005年に四万十川の下流域に別自治体の四万十市が発足していた。しかし名称決定は四万十町の方がわずかに早く、また両者とも四万十の名前を譲ることができなかったことから四万十町と四万十市の両方が存在することになった。なお合併以前より、四万十市(旧中村市)内に四万十町(しまんとちょう)という全く同じ地名が存在する。
データ
総人口
14,594人(推計人口、2023年9月1日)
面積
642.30km2
人口密度
22.7人/km2
四万十町の有名なもの
仁井田米 窪川大豆 窪川豚など
四国八十八箇所
窪川地域(の茂串)に37番札所・岩本寺がある。
この寺は八十八箇所の各札所でも珍しい、五大本尊寺であり、5つの全く異なる仏様を同時に併存する本尊として扱っている。
奉られている五大尊は不動明王・観世音菩薩・地蔵菩薩・阿弥陀如来・薬師如来の五仏。
八十八箇所巡礼の霊場参拝においては、これらに照応する真言を全て唱えねばならない。
あと岩本寺は、日本中から本堂の天井絵を集めてポップな天井を設えた事や、海外旅行客・サイクリニスト向けのサービスを率先して実践している事でも知られる。
岩本寺の前の札所(36番)は土佐市宇佐の青龍寺。青龍寺と岩本寺の間となる須崎市に四国別格二十霊場の5番・大善寺がある。
岩本寺の後の札所(38番)は土佐清水市足摺岬の金剛福寺である。なお岩本寺から金剛福寺の道のりは遍路の行程において最も距離の長いルートとなっている。