クソコラとは
主に該当するのは糞なコラージュイラストを指す事に由来する。
どうしようもないギャグとしてさくっとコラージュされたネタ画像。
主にアニメや漫画のキャラクターの画像や、実在の人物の写真等を素材とし、素材の状況を活かしたり逆手にとったりしたツギハギな作風である場合が多い。
散々なコラージュをする事自体がネタなのでいかに笑わせるかが勝負。
そのくだらなさと特に敬意などをかなぐり捨てた作風は人を選ぶため、作者達自身がジャンル名を制定したりクソコラを宣言するというゾーニングの風潮が出来上がっている。
TwitterなどのSNSなどでは、新たなネタが発見されると唐突に謎のグランプリが開催される事もあり、その中にはISISをいじった大会が開かれたことが有名。
法的問題
しかしながらクソコラは他人の著作物をそのまま直接無断で自分勝手に使用することが前提となるネタ作品として広まってしまっているため、法律的には殆どが著作権の侵害行為にあたる。
素材は、写真であれば撮影したカメラマンに著作権があり、絵は描いた人物に著作権が帰属する。これらの著作物には「著作者の意に反する改変を加えてはならない」という同一性保持権が発生するため、クソコラはこの権利をモロに侵害する行為なのである。殆どは、クソだけに著作権の保有者に見逃してもらっている状態であり、本気で訴えられたら負けなことは頭に置いて楽しむべし。
逆に言えば、閲覧者や投稿者であるあなたの写真も同じくコラ素材となるかもしれないのでそこにも要注意である。
今の時代は著作権にうるさいご時世なので、今後におけるこれらのリスクを無くす為にはいっそのこと自身以外の権利が一切含まれないクソコラ専用の素材を一から自分かサークルなどで自作してそれを配信などして世界中に配布するか、自ら権利を持つ他人の作品を利用しないやり方(他人の権利侵害をしない写真を撮るや絵を作るなど)で完全オリジナル作品を作るなどをするしかない日がいつか訪れるかもしれない。
pixivでは
こうした著作権・肖像権・複製権、著作権の隣接権(共同作成物)などの社会的(ビジネスの方)な問題を真面目に考えると、素材としている画像の殆どが無断使用の違反行為になるという意味でもアウトとなるので、最悪の場合には最終的に数回で→アカウント停止に至る。このため著作権の問題の許容される範囲が厳しく規定されているpixivにおいては「クソコラというネタ」を取り上げつつもオリジナルとなる素材をトレスや模写などで自分で描き直しグレーにするという手段を取る作者も多く、さらにそれをフリー( 正しくは「連絡等の許諾は不要」 )の素材として公開するものも一部存在する。
その一例
ちなみに元ネタは妙高状態と呼ばれるものである。
なお、あまりにも適当に取り込んだ画像を使用したりコラ元とコラ先をマッチさせる事を放棄したり( これは作者の限界の場合もあれば故意によるものも存在する )した作品は大体雑コラと呼ばれる。
