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「愉快な遠足の始まりだ!」

概要

CV:佐藤せつじ

ゲーム『アーマード・コアVI』に登場するACパイロットの一人。

ベイラム・インダストリーの専属AC部隊「レッドガン」の総長を務めるエースパイロット。

「歩く地獄」の二つ名が付けられるほどの技量と人柄ゆえ、敵味方両陣営から恐れられている。

人柄

性格はまさしく「鬼軍曹」そのものであり、部隊メンバーのことは「役立たずども」と呼び叱咤する。

ベイラムの依頼に参加する621に対してもそれは例外ではない。

生身の腕っぷしも強いらしく、かつて因縁をつけてきたヴォルタイグアスの二人を叩きのめした上、今でも顔面に一発ぶちこむ事すらままならないのだという。

しかし、威勢の良い言動とは裏腹に敵を侮ることも一切無く、部隊メンバーの死に繋がる油断を諫める、落ち込んでいる者を冗談を交えて励ますなど、言葉の裏の意図まで汲めれば、言っていることは極めて真っ当であり、指揮官としては優秀。

またあるミッションでの描写では率いている部下全員の名前を記憶しているようである。

ある意味では理想の上司であり、事実配下の兵士たちからの人望は極めて厚く、『総長』と呼ばれ慕われている。

来歴

レッドガンの総長となる前はベイラムのライバル企業であるファーロン・ダイナミクスの武装船団の指揮官をしていた。

当時、レッドガンの前身であるベイラム治安維持部隊のトップを務めていたナイル(のちのG2)でさえ彼を逮捕する術がなかったほどの暴れぶりだったらしい。

結局二人は1杯の酒で話をつけ、ミシガンはベイラムに移ることとなった。

ただベイラムに就いた後もファーロンと袂を分かった訳では無く、自らに賞金をかけ、死後に死亡時懸賞金の半分が古巣の同僚に届くよう契約している。

木星戦争では鬼神の如き勇猛さを発揮し、当時少年だったG6レッドがレッドガンに憧れるきっかけになったという。

また戦後因縁をつけてきた後のG4ヴォルタG5イグアス顔面が変形するほどの鉄拳制裁を与え、その後「青少年の健全育成」として2人の身元を引き受けるかたちでレッドガンに引き入れている。

乗機「ライガーテイル」

彼が駆るのは重量四脚型ACライガーテイル」(LIGER TAIL)。

ベイラムグループが製造した換装パーツ「VERRILL」を頭部と脚部に、コアと腕部に「MELANDER」を使用し、腕部にガトリングガンと炸薬弾投射機「太陽守」を、肩部に連装グレネードキャノンと2連分裂ミサイルを搭載した重火力型AC。

エンブレムはレッドガン共通の意匠に、尻尾先端が剣になったライガー(オスのライオンとメスのトラによる交雑種)が描かれたもの。

アセンブル

HD-033M VERRILLベイラム製重量頭。高負荷高性能を地で行くハイエンドモデル。ミシガンの意向により、外見は「威圧する蜘蛛をモチーフとしている。
コアBD-011 MELANDERベイラム製中量コア。シンプルで手堅い性能にまとまっている。
AR-011 MELANDERベイラム製中量腕。安価でありながらEN防御以外は目立った欠点の無い優秀なアーム、高い反動制御が売り。
LG-033M VERRILLベイラム製重4脚。重火器の積載と機動性の両立を求めるレッドガン部隊に、技術陣が恫喝に近い形で押し切られ開発した。
ブースターBST-G2/P04ファーロン・ダイナミクス製。ÀB噴射時間の長さが特に優秀欠点も少ないブースター。
FCSFCS-G2/P05ファーロン・ダイナミクス製。全FCS中最も高い中距離適性を持ちながら、近距離・ミサイルの適性も備える汎用性の高いFCS。
ジェネレータDF-GN-08 SAN-TAI大豊製。EN容量重視の重量級ジェネレータ、高負荷、基本性能重視のモデル。
コア拡張パルスプロテクション空間設置型のパルス防壁を発生させ、耐久限界もしくは一定時間経過まで敵弾を遮蔽する。
右腕武器DF-GA-08 HU-BEN大豊製のガトリングガン。制圧力、豊富な弾数による継戦能力が売りの人気武器。
左腕武器DF-ET-09 TAI-YANG-SHOU大豊製の炸薬弾投射機。左腕を振って爆雷を扇形にバラまく。
右肩武器BML-G2/P17SPL-16ファーロン・ダイナミクス製の2連8分裂ミサイル。着弾手前で分裂し 対象を包囲するように追尾する。
左肩武器SONGBIRDSメリニット製の小型連装グレネードキャノン。軽めの重量と低価格でありながら、強烈な破壊力を備えたグレネードキャノン。

ストーリーでの活躍

  • 「多重ダム襲撃」

アーキバス主導での「壁越え」作戦の前、ルビコン解放戦線の拠点・ガリア多重ダムを襲撃する作戦への参加を621へ依頼。

役立たず2名、G4ヴォルタG5イグアスと協働する621を「役立たずに付けられた安いおまけ」とし、一昨日空きが出た"ラッキーナンバー"コールサイン「G13」を貸与。

以降621のことは「G13」と呼ぶ。

なお2周目以降では分岐ルートミッションの一つになるが、解放戦線へ寝返ってもミシガンは621自身を非難せず、貸与したコールサインも剝奪しない。

参加を打診していたハンドラー・ウォルターとの対話でも、解放戦線が独立傭兵に粉をかけている件を話していたことから、そういう奴もいると分かっているのだろう。

  • 「アイスワーム撃破」

アイスワーム討伐ミッションでは作戦の総指揮を取り、今回は作戦参加者を「役立たず共」ではなく「命知らず共」と呼ぶ。

作戦中621へレッドガンの流儀『泣きを入れたらもう一発』を教えたりV.Ⅳラスティ「メンバーに空きがあれば勧誘しているところだ!」と評価するなど彼らしい指揮を執る。

なお、ここで必要となる兵装・スタンニードルランチャーを装備せずに出撃するとミシガンから怒られる。

ある意味、必聴。

「G13!アーキバスが大金を注ぎ込んだ 贅沢な専用兵装を…」

「貴様ァ! 持ってきていないのか! 持ち物の確認は遠足の基本だ! 馬鹿者!」

余談

  • コールサインの由来はアメリカ合衆国にあるミシガン湖。北米五大湖のひとつであり、完全に1ヵ国に囲まれている湖としては世界最大。湖畔にシカゴがあることで知られる。
  • 初回時のダム襲撃前、621を売り込んできたウォルターに対し、「何度煮え湯を飲まされたか」と忌々しげに語りつつも打診を受け入れたり、2周目以降に寝返った際、「修理費の請求は自分に回せ」と語るウォルターに「やられた2人の授業料は差し引いておく」と軽口を返すなど、何かしら浅からぬ因縁がある様子。
  • ラスティ役の加瀬康之氏は、実況プレイ中ミシガンの声を聴き、即座に「せつじじゃん!」と反応していたが、ブリーフィングの「G13復唱!」に律儀に返すものの、終始勢い衰えない様子に「うるさいなぁ・・・うるさいおじさんだなぁ・・・」ミシガンに対してか佐藤氏本人に対してかわからない発言をしている

関連タグ

ACVI アーマード・コア(ロボット)

鬼軍曹 ベイラム・インダストリー ファーロン・ダイナミクス

【警告】これより先、この男の未来が記載されているため閲覧に注意されたし

「突入しろ、役立たずども!」

チャプター4、ミッション「レッドガン部隊迎撃」で50機ものベイラム主力MT部隊を従え敵として立ちはだかる。

このミッションはアーキバスグループの依頼で、コーラル争奪戦で消耗したベイラムにトドメを刺すためのもの。

もうひとつのミッションと選択式であり、621が受諾しなかった場合はV.Ⅳラスティが代行することとなる。

ミシガン自身が強敵というだけでなく大量のMTも同時に相手取る必要がある為、極めて難易度の高いミッションとなる。

当初は単機で50機近いMT部隊を相手にしようとする621に対し「舐めているのか?」と侮る隊員に「舐めているのは、貴様だ!」と怒鳴りつけ、更には「自分が行くまで単独でかかるな」「脱出装置のレバーはいつでも引けるようにしておけ」と最大限の警戒を促す。

またG5イグアスを倒した件についてイグアスをバカにする発言が聞こえるやいなや「イグアスはお前の100倍強い、ソイツはその20倍強かっただけだ!」と未だ舐め切っている部下のケツを張ったたく。

またそれら部下に声をかける際はきちんと名前を呼ぶ、通信の声だけでどの部下か瞬時に判断するなど、少なくとも数十人いるはずの部下一人一人の名前や特徴をしっかり覚えていることも示唆されている。

そして第三波にも及ぶMT部隊を全て蹴散らされ恐怖する隊員を叱咤しつつ、ミシガンも調整の終わったライガーテイルを駆り、MT部隊第四陣を引き連れて出撃。

ついに決戦となる。

「よく聞け 役立たずども」

「愉快な遠足の時間は終わった」

「直近に自殺の予定がある者だけ付いてこい!」

4脚特有のホバリング状態から高火力兵装で地面を薙ぎ払い、またパルスプロテクションを展開し、その中をホバリングしながら攻撃を放つという攻防一体の戦術も取る難敵のため、重装機で正面から殴り合うかプロテクションの懐に飛び込みやすい高速機で挑みたい。

また彼が来た後にも重装甲の四脚MTを含む第五波がやってくるので要注意。

ミシガン自身を含めてEN耐性の低い敵が多いので、スタッガーを取るのに拘らずEN武器で攻略するのも手だろう。

「聞こえているか、役立たずども!」

「ミシガンは転んで死んだ...伝記にはそう書いておけ!

激戦の末ミシガンは戦死、ベイラム・インダストリーはコーラル争奪戦から脱落する事となる。

なおもう片方のミッションを選択した場合、ラスティが仕事を代行してミシガンは戦死したことが伝えられる。

「ミシガンは事故で死んだ、敵討ちなど考えるな」という、厳しくも彼らしい部下への思いが溢れる辞世の句であった。

あるいは末席に名を連ねながら単身でレッドガンを壊滅させたG13に対して「互いに自分の仕事をしただけだから気にするな」という意味も含まれていたのかもしれない。

さらなる余談

  • 上述の通りG4やG7が空席であるにも拘らず「レッドガンに空きはない」という旨の発言をしているため、これらの番号は(おそらくミシガンの意向で)欠番にされていると考えられる(ヴェスパー隊は死者が出ると下の番号の者が繰り上がっている)。部下の名前を憶えているエピソードといい、ミシガンの人柄が覗える一幕である。
    • ただし「いつまでそのナンバーをしゃぶってるつもりか!」と叱責している場面もあることから、番号や経歴相応の活躍や成果に欠けていると判断した場合、剥奪こそしないまでも、それを理由にケツを蹴り上げているかもしれない。
  • レッドガン迎撃直後のミッションで、解放戦線の伝令が遺した「ファーロンがエルカノへの技術支援に同意した」というログを拾える。エルカノは明確に解放戦線寄りの企業だが、アーキバスが大戦力を手にして解放戦線が劣勢な状況で、それまで中立だったファーロンがなぜ支援を行なったのだろうか。タイミング的に、元ファーロン所属であるミシガンの死が影響していると見て良さそうである

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