ラフィット
らふぃっと
「我らが一味の名は…… “黒ひげ海賊団” ご記憶くださいます様に」
概要
黒ひげ海賊団の航海士。現在は一味が誇る「10人の巨漢船長」の一人に数えられる五番船船長でもある。元は西の海で保安官をしていたが、度を超えた暴力により国を追われて黒ひげ海賊団に加入した。
年齢の割に若々しく、シルクハットを被りステッキを手に持った色白な素肌のその姿は、良くてミステリアスであり、悪いと不気味である。
比較的丁寧な口調で話すが、図に乗った態度を見せた新入りに対し「ブチ殺しますよ」と脅しており、海賊らしい物騒な発言もする。
巨漢の多い黒ひげ海賊団だが、彼は身長こそ彼らに匹敵するほどである一方で、かなり細身である。
プロフィール
戦闘能力
戦闘スタイルに関しては作中で描写が無いため不明だが、催眠術を得意としているようで海兵に術を施し、黒ひげ海賊団の海軍本部侵入を手引きさせるなどの工作活動に使用している。
活躍
初登場は原作234話。サー・クロコダイルの称号剥奪によって空席となった王下七武海の後任取り決めの会議の真っただ中、単独で警備網を潜り抜け、聖地マリージョアのパンゲア城に潜入し、タップダンスと共に文字通り会場に「躍り出た」。
ドンキホーテ・ドフラミンゴ、バーソロミュー・くま、ジュラキュール・ミホーク、更には海軍本部元帥センゴク及びつるをはじめとする海軍本部中将数名と、世界政府の誇る強大な戦力が首を揃える中、ラフィットは顔色一つ変えずに自らの用件である「『黒ひげ海賊団』とその船長『マーシャル・D・ティーチ』の名」を政府に伝えてその場を後にした。
続いての登場はティーチによるインペルダウン襲撃時、そしてマリンフォード頂上戦争終盤。表立って目立った行動は取らなかったが、後に裏で海軍本部動力室の海兵に催眠を掛けていた実態が判明。
ルフィ達の前で事前には開かないとされていた正義の門が開き、そのまま通過できたのは彼の催眠が原因だった。その後は他のメンバーと共に白ひげの殺害に加担、そしてシャンクスの乱入によって仲間達と共に戦場から去って行った。発言も少なく終始あまり目立たなかったが、彼の場合はそれでこそだったのかも知れない。
新世界編ではドレスローザ編の終了後、シリュウと共に久しぶりに登場。黒ひげ海賊団五番船船長に就任していた事実が判明、更に当初の一味の中で唯一不明だった彼の異名が “鬼保安官” であるとも明かされた。バージェスを迎えにドレスローザまでやって来ていたようだが、バージェスがある船に潜入していた上に意識が混濁していたために連絡がつかず、行き違いになったらしい。
余談
ラスボス候補(?)
ここ最近になって一部の読者から「ラスボス候補の1人」と見なされている。
理由としては上記にもある “初登場時の立ち回り(既出の通りセンゴクやつる、くまにミホーク、ドフラミンゴなど猛者達に気付かれずに接近したり、彼らの睨みに平然といられる胆力)” に加え、他の団員と比べ “スマートな体型の持ち主である” そして唯一 “黒ひげ海賊団の幹部で悪魔の実が判明していない” などを挙げている。
特に『ラフィット=ラスボス説』を掲げる層が注目している要素として、ラフィットが催眠術を使える点を挙げており、彼ら曰く「実は黒ひげの全ての行動は、ラフィットの催眠術が原因である」としている。