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ザルドの編集履歴

2023-12-22 00:40:23 バージョン

ザルド

ざるど

ザルドとは、『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか メモリア・フレーゼ』の登場人物。

「俺がなぜここにいるか、だと?」

「最強の派閥(ゼウス)が消えた。ならば相応の戦場を求めるまで…それで納得できないか?」


「願わくば、数多の『英雄』が子の前に立ちはだからんことを」

「英雄の洗礼を浴び、より強い冒険者にならんことを」


プロフィール

年齢45歳
身長212C
種族ヒューマン
職業冒険者
所属ゼウス・ファミリア
Lv.7
二つ名暴喰
所持金2104000000ヴァリス
CV小西克幸

概要

神時代最強と謳われた【ゼウス・ファミリア】の元幹部で、二つ名は【暴喰】

Lv.7の実力者であり、派閥内では【ロキ・ファミリア】のガレスのような立ち位置だったとの事。

三大冒険者依頼の一角である『陸の王者ベヒーモス』討伐の立役者でもある。


本編から7年前の物語「アストレア・レコード」では、エレボスの勧誘に乗り、神時代を終わらせるために闇派閥(イヴィルス)に協力することになる。


人物像

容姿

臙脂色の短髪と目元には獣に斬り裂かれたたような深い傷跡がある男性。

筋骨隆々の大男で、現在確認されている登場人物の中で一番の巨漢の持ち主。

本作では珍しくかなりの重装備で、戦闘時は黒い全身鎧を身に纏っている。


性格

見た目通り無骨な武人肌で、その姿は現都市最強の冒険者であるオッタルにも多大な影響を与えた。作者曰くオッタルにとってはザルドの背中=武人だったとの事。

『殺す』ことと『喰う』事は同義だと思っており、その為、戦闘を食事の様に表現する事が多い。


一方飲み比べでガレス達に勝った後、潰れた彼の額に「牛(ミノ)」と書いたりと愉快な所もあった模様。(ちなみに同じ目にあったロキは、後日フレイヤに大笑いされ、腹いせにフレイヤに落書きを試みたが、オッタルたちに殺気を飛ばされて断念した)


そんな彼もヘラは恐怖の対象だったらしく、ファミリアの一番下っ端だったサポーターがヘラの眷族を孕ませたと聞いた時は、ファミリアが壊滅状態であるに関わらず、一人でずっと怯えていたらしい。


暴食

昆虫やモンスター、そして人の死肉とありとあらゆるものを食らってきた『強食』にして『悪食』。彼の二つ名である【暴喰】もこの異常な食生活から来ているものと思われる。もっともこれはザルドの趣味や嗜好だけではなく後述のレアスキルの影響もある。


こんな異常な食生活をしている事もあってか、内臓もかなり強靭で、シルの殺人弁当も完食可能との事。ちなみに割と食にはこだわるタイプらしく、彼が作る料理はおいしいらしい。


作中の行動

本編から7年前に行われていた『暗黒期』に、闇派閥の加担してオラリオに襲い掛かる。

アルフィアと共に『古代』のように神に頼らぬ英雄の時代を求めており、オラリオを破壊することで神時代の崩壊を画策するが、当代最強の冒険者であるオッタルとの死闘の末に敗北。

最期はフレイヤに看取られ、満足げに息を引き取った。


冒険者としての能力

身の丈ほどある大剣を振るう剣士で、派閥内では超前衛を務めていたとの事。

動きに全く無駄がなく、作中で対峙したアレンはザルドの挙動が見えず、気付いたら吹き飛ばされていた。

作者曰く、Lv.8だった【ゼウス・ファミリア】の団長にもワンチャンで勝てたらしい。


幾つもの修羅場を乗り越えて来た事もあってか洞察力も非常に高く、対峙した相手の戦歴や状態を看破する事が可能。作中では一目見ただけでヴィトーの五感が壊れている事に気づいた。


このように規格外の強さだったが、本編登場時点はベヒーモスの猛毒に蝕まれて弱体化しており、全盛期の強さではなかった。その為、ザルドに勝利したオッタルも真っ当な勝負ではなかったと思っている。


ステイタス

Lv.7

耐久器用敏捷魔力
S999S999S902C673D515
狩人耐異常破砕剛身覇撃
DEFFI

スキル

  • 神饌恩寵(デウス・アムブロシア)

ザルドが保有するレアスキルで、その能力は強喰増幅(オーバーイート)。暴喰の文字通り、獣・人・モンスターなど万物を喰らうことでスキルの発動中、自身の能力を向上させる。ざっくり言うと食えば食うだけ強くなるということであり、まさに単純明快にして強力無比な反則同然のスキルと言える。


食らう物によっては微々たる上昇しか見込めないが、対象が強ければ強いほど上昇値は高まる。特に上昇しやすいのはモンスターであり、事実ザルドが今まで食らってきた物の中で一番多かったのはモンスターだった。


弱点は、自分のLv.と大きくかけ離れた力を発揮することはできないこと。具体的には、Lv.7の器でLv.10相当の力を行使すると肉体が弾け飛んでしまう。そもそも自分のLv.以上の力を発揮すること自体、喰らう獲物のポテンシャルの高さも求められるために、かなりハードルが高い。


かつてベヒーモスと戦った際、ザルドはトドメを刺すためにベヒーモスの猛毒の肉体を喰らうという無謀ともいえる賭けに出た。結果、見事にベヒーモスの討伐に成功したものの、ザルドの身体はベヒーモスの猛毒に侵され、呪いのように身体が内側から腐っていくというあまりに大きな代償を支払い、戦線を離脱することとなった。これがザルドが冒険者を半ば引退した真相である。

  • 冒力冒身(アル・クエスター)

詳細不明。

  • 肉蹂肉塊(ニグル・グルメン)

詳細不明。


発展アビリティ

  • 狩人

Lv. 2ランクアップ時にのみ会得可能なアビリティ。一度交戦し、経験値を獲得したことのあるモンスターとの戦闘時に能力値が強化される。

  • 耐異常

状態異常の症状を防ぐ事が出来る。

  • 破砕

詳細不明。

  • 剛身

詳細不明。

  • 覇撃

詳細不明。


魔法

  • レーア・アムブロシア

詠唱文:【父神(ちち)よ、許せ、神々の晩餐をも平らげることを。】【貪れ、炎獄(えんごく)の舌。喰らえ、灼熱の牙!】


極大の焔を顕現し武器に纏わせるザルドの必殺技。明記されたわけではないが『陸の王者ベヒーモス』もこの魔法で討伐したと思われる。オッタルとの最終決戦時でも使用したが、オッタルの絶技【ヒルディス・ヴィーニ】に破られた。

ちなみにアムブロシアとはギリシャ神話に登場する不死を意味する食べ物である。


装備

  • グラトール

彼が保有する大剣。ただ、『大抗争』時に装備していた一振りはメモリア・フレーゼにて《暴烈の大災塊》と表記されている為、『デダイン』に突き刺さっていた初期武器の可能性もある。


ザルドの真意

以下、ネタバレにつき注意。





































『神時代』を破壊して『古代』の時代を再現させるという目的はただの建前で、ザルドの本当の狙いは、ベヒーモスの猛毒に侵されて残り少なくなってしまった自分の命を『踏み台』にしてオラリオの冒険者を強くする事。


ファミリアが『黒竜』に敗れて壊滅した後は、下界が滅ぶのを少しでも遅らせる為に【ヘラ・ファミリア】の生き残りであるアルフィアと共に世界三大秘境の一角である『竜の谷』で門番として生きていたが、毒に侵された体を治す術はなく寿命は確実に尽きようとしていた。(ちなみにアルフィアとの関係はグータラな姪の面倒を見るおじの気分だったとの事)

そんなある日、彼らの元に訪れたエレボスから、オラリオの冒険者たちに試練を与える為、あえて悪役を演じてオラリオを襲う事を提案される。この提案を呑めばどんな結末に至ろうと、未来永劫人類の大罪人として名を残すことになるが、「死後の名声には興味ない」とアルフィアと共にこれを承諾。


そして始まったオラリオと闇派閥の最終決戦で、ザルドはオッタルに敗北。結果、ザルドが命を賭けて残した希望と未来は、今代の最強であるオッタルに託される事となった。オッタルも戦いの中でザルドの真意に気づいており、戦いが終わった後にザルドに礼を述べている。



ちなみに、上述にある通りファミリア壊滅後は『竜の谷』で門番として生きる事を選んだので、【ゼウス・ファミリア】の最後の子供であるベルとは生涯会う事はなかったが、「あの馬鹿の息子なら間違いなく俺達の家族」「一目見ておくんだったか」と想っていた。恐らくザルドが死の間際に言おうとした唯一の後悔はベルに会わなかった事だと思われる。


ベルがもし父親の血に導かれ、オラリオにやって来たその時は、多くの『英雄』から洗礼を受け、いくつもの壁を越え、強い冒険者になる事を。そうして成長したベルもまた、『英雄』へと至らん事を心から願っていた。

そして今、ベルはオラリオへと辿り着き、ゼウスの系譜に受け継がれた「勝者は常に敗者の中にいる」と言う教えと共に、数多の壁を乗り越えて英雄への道を突き進んでいる。ザルドたちが望んだ道を、図らずともベルは歩み続けているのだ。

また、ザルドが最後に認めたオッタルは作中でベルと激戦を繰り広げたが、かつてゼウスの眷族に『真の最強』の力を教わった男は、奇しくもゼウスの義孫であるベルに『真の最強』の力を教える役割を担う事になったとも言える



関連タグ

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか メモリア・フレーゼ

ゼウス・ファミリア エレボス アルフィア

アストレア・レコード


それは遥か彼方の静穏の夢


宇髄天元・・・猛毒を操る災厄との激闘の末に引退した中の人繋がり。なお、こちらは完全に引退したため、最終決戦後も無事生き残った。

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