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要精密検査の編集履歴

2023-12-29 09:26:23 バージョン

要精密検査

ようせいみつけんさ

健康診断や血液検査等で明らかに異常な数値や所見が認められたので、より詳しい検査(精密検査)が必要であるという判定のこと。

概要

健康診断血液検査生化学検査)等で明らかに異常な数値や所見が認められ、病気の可能性が高いので、より詳しい検査精密検査)が必要であるという判定のこと。


実際にはこの判定を頂いても、精密検査の結果「異常なし」だったり病気の程度が軽いということも多い。

しかし中には本当に深刻な病気(肝炎動脈硬化糖尿病高血圧など)が隠れている場合や、緊急の治療(手術など)が必要な場合もあるので、要精密検査の判定を頂いた場合は絶対にこれを無視してはならない。必ず病院に行くこと(できれば1か月以内に)。


要精密検査となる数値の例

※実際には検査を行った病院などによって判断基準は異なります。


血中脂質

項目正常範囲要精密検査となる数値
悪玉コレステロール60~119
  • 180以上、または59以下
  • ただし140~179も再検査が望ましい。
  • 140以上は脂質異常症(高LDLコレステロール血症)と診断される。
善玉コレステロール40以上
  • 34以下
  • ただし35~39も再検査が望ましい。
  • 40未満は脂質異常症(低HDLコレステロール血症)と診断される。
中性脂肪30~149
  • 300以上、または29以下
  • ただし150〜299も再検査が望ましい。
  • 150以上は脂質異常症(高トリグリセリド血症)と診断される。
Non-HDLコレステロール90〜149
  • 210以上、または89以下
  • ただし170〜209も再検査が望ましい。
  • 170以上は脂質異常症(Non-HDLコレステロール血症)と診断される。

糖尿病検査

項目正常範囲要精密検査となる数値
空腹時血糖値70~99
  • 126以上、または69以下
  • ただし110~125も再検査が望ましく、100~109も生活習慣の改善が必要とされる。
  • 126以上かつ「HbA1C:6.5%以上」は糖尿病と診断される。
随時血糖値(食後2時間後)140未満
  • 200以上
  • ただし140〜199も再検査が望ましい。
  • 200以上かつ「空腹時血糖値:126以上」または「HbA1C:6.5%以上」は糖尿病と診断される。
ヘモグロビンA1CHbA1C5.6%未満
  • 6.5%以上
  • ただし6.0~6.4%も再検査が望ましい。
  • 6.5%以上かつ「空腹時血糖値126以上」は糖尿病と診断される。

肝機能検査

項目正常範囲要精密検査となる数値
AST30以下
  • 51以上
  • ただし、36~50も再検査が望ましい。
  • ASTとALTが両方とも高い場合は肝臓病気が、ASTのみが高い場合は心臓筋肉血液の病気が強く疑われる。
ALT30以下
  • 51以上
  • ただし、41~50も再検査が望ましい。
  • これが高い場合は肝臓病が強く疑われる。
γ-GTP50以下
  • 101以上
  • ただし、81~100も再検査が望ましい。
  • お酒の飲みすぎや、肝臓などの病気によって上昇する。

関連タグ

病院 検査 医療 治療


要再検査要経過観察:要精密検査とニュアンスが似ているが、緊急性は高くなく、やや軽い判定のこと。

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