概要
知的でどこか妖艶な雰囲気を漂わせた女性だが、その一方で非常に好奇心旺盛な性格。
テラスタルにも関心がある様子。
と、いうのも、彼女は奇書と言われたスカーレットブック/バイオレットブックの著者であるヘザーの末裔であった為。
スカーレットブック/バイオレットブックの原本も受け継いでおり、出版された物では何故か黒く塗り潰されてしまうページに描かれたテラパゴスという謎の存在や、「自分の夢はテラパゴスを見つけ、ヘザーの正しさを証明する事である」と主人公に告げる。
ただし実際は未だパルデアの大穴に立ち入ることは叶っておらず、パルデアリーグやアカデミー関係者と交渉している段階に留まっているようで、教師の本文を全うする傍ら、暇を見て情報を集めている模様。
また、彼女自身はポケモントレーナーではないらしく、バトルする事は出来ない。
容姿
ウェーブがかった金髪のショートカット、まつ毛の長いつり目と縦長の赤い瞳、ポケモンがテラスタルする時の光を模した大きなイヤリング、タイトなパンツスーツを着込んでいる。どちらかといえばこの人物に近い凛々しい麗人。
所謂ボンキュッボン体型で、胸回りを強調させるタートルネック、腰回りの部分を強調させるコルセットまで着用している。もはや確信犯である。
その為、R-18作品も数多く存在しているので、閲覧する際は注意すべし。
余談
名前の由来は地中海周辺や東アフリカに分布するツツジ科エリカ属の常緑低木エイジュの英語名ブライア(Briar)と考えられる。ポケモンの人間キャラクターの名前は各言語で由来に応じて変更される事が多い中、彼女の名前は概ね全ての言語で似た響きを保っている。
ゲーム中で初登場した際、ジニア先生から「イッシュ地方の学校の教務主任さん」と言われており、このことから、割と早い段階からブルーベリー学園がイッシュ地方にある可能性が示唆されていた(その後、先行体験会で正式にイッシュ地方にあるということが公式から明かされた)。
関連イラスト
関連項目
チェレン:イッシュ地方の教師繋がり
ネタバレ注意!
※以下はポケットモンスタースカーレット・バイオレット『ゼロの秘宝』のネタバレが記されています。
集合したアカデミーの生徒達と共にキタカミの里に向かう。
冒頭で、車酔いをした参加者の1人を介抱するためにバス停に残り、主人公に一足先に里へ行って人を呼んでくるよう依頼する。
その後しばらくの間は物語の表舞台に出てこなくなるが、中盤、鬼が山山頂のてらす池に水質調査に現れ、別の目的で先に来ていた主人公たちと偶然鉢合わす。曰く、てらす池の水はテラスタルエネルギーと同じ波長を持っており、この理由を解き明かしパルデア地方以外でのテラスタル現象を確立することができればテラパゴスに一歩近づけるとのことらしい。
ゼイユからは神聖な場所に立ち入ったことに苦言を呈されたが、本人曰く「管理人からは許可は取っている」とのこと。
そして全ての生徒がオリエンテーリングを終えた日の朝、パルデアの大穴関係で何らかの進展があったと告げ、林間学校期間終了前にゼイユ・スグリを連れて一足先にブルーベリー学園へと帰っていった(彼女の言う“進展”というのが何なのかは不明だが、後述する後編の内容から、立ち入りの許可を得る上で何かしらの進展があったということなのではないかと考えられる)。
オリエンテーリングの進行は基本的にキタカミの施設を管理している管理人が担当しており、キタカミの里まで生徒たちの引率を終えた後は、上記のてらす池の調査時を除いて宿泊先である公民館に待機している。
一応、オモテ祭りのフルーツ飴の感想を述べていたり主人公の見ていない所で外に出てはいたようである。
また、林間学校中にキタカミの里ではオーガポンにまつわる騒動が発生しているのだが彼女は関わってこない。オーガポン騒動中に公民館にいる彼女に話しかけても、「てらす池に沈んでいた結晶……君はホームで見たことあるかな」と返されるのみである。
以上のことからもわかる通り、林間学校の引率担当と紹介されたが前半では出番がそこまで多くはない。
ストーリーの終盤で、ブルベリーグチャンピオンとの戦いを終えた主人公やゼイユ達を教室に呼び、エリアゼロへの調査メンバーを募集していることを語る。
目的がエリアゼロの最新部にあるゼロの秘宝であることを明かし、主人公・ゼイユ・スグリらと共にゼロの最新部へと赴く事になった。
ファイナルトレーラー公開後に発表されたビジュアルで、何やら不敵な笑みを浮かべている様子が描かれており、プレイヤーの間で「テラパゴスを利用して何か良からぬことを企んでいるのではないか?」等、様々な憶測を呼ぶこととなったが…?
以下、ストーリー最終盤のネタバレ注意。 |
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その本性は端的に言ってしまえばテラスタルバカだった。
普段は前述通り体調の悪い生徒を気遣うなどの一面も見られるのだが、テラスタルなど自分の興味のある事柄が関わる場合は周りに完全に見えなくなってしまう悪癖があったのである。
その悪癖が極まってしまったのが憧れのエリアゼロに入った時であり、年長者でありながら終始はしゃぎ倒しており、ゼイユはもちろんメンタルが不安定だったスグリからも「危なっかしくて目が離せない」とまで言われる始末だった。
ゼロの秘宝を目の前にしてからは完全に自分の世界に入ってしまい、後先考えずに瀕死状態のテラパゴスをスグリにテラスタルさせた結果、テラパゴスの暴走を招いて大惨事の原因になった。
しかも本人は上記の通りポケモントレーナーではなかったため、事態の収拾などできようはずもなく、結局同行した生徒三人がその尻拭いをさせられる羽目になる。
流石に事態収拾後は頭が冷え、教師の本分を忘れ去っていたことを皆に謝罪したが、研究者としてはともかく、調査員・引率者としては完全な人選ミスだったと言わざるを得ないだろう。
上記のファイナルトレーラー後のビジュアルから、配信前は一部のプレイヤーの間で本作の黒幕ではないか?と疑われたりもしたが、結果的に「悪人ではないが、興味の対象を目にすると周りが見えなくなってしまうダメな大人」というのが実態であった。
そもそも前半でも、引率としての仕事を殆ど見せず、テラスタル関連の言動ばかり目立っていたため、この時点で教師としての資質の乏しさを薄々察していたプレイヤーも多かったようである。
後半も後半で、精神不安定で焦燥していたスグリの危うさを見抜けなかったばかりか調査に同行させ、彼が暴走した際にも止めるどころか焚き付けた上に、結果として生徒全員を危険に晒す自体に発展させたという、「悪人でない分余計に質が悪い」と評されるほどの所業をしている(しかも、これほどまでの不祥事をしでかしていながら、劇中で処罰や制裁を受けるような描写がほぼないこともプレイヤーから顰蹙を買う要因になっている)。
その本性から、プレイヤーの間ではレホール先生とよく比較されることも。
ただし、手持ちのポケモンを所持していてバトルにもある程度慣れており、尚且つクラベル校長という最強のストッパーがいるレホール先生と違い、ポケモンを持ってないのに危険なエリアゼロに行こうとする、ブルーベリー学園に止めてくれる同業者や上司がいないため一度暴走しようものなら手がつけられなくなるなどと、謂わば「ブレーキが完全にイカれたレホール先生のifの姿」と言うべき存在である。
そのせいか、改めてクラベル校長の有能さと有難みを噛みしめたユーザーもいたとかいないとか。
ストーリークリア後、テラスタルに関する一連の事件と研究結果をまとめた「ゼロの秘宝」という本を書き上げ、それを主人公に渡してくれる(因みにオモダカに許可を取り、事件の詳細及び主人公やスグリ達の個人名は伏せてある)。
その後、テラパゴスを手持ちに入れた状態である場所に行くとイベントが発生するのだが…?