概要
経口感染症の一種。ヘパトウイルス(A型肝炎ウイルス)に感染することで肝臓に炎症を起こす。
主に発展途上国で流行しており、日本などの先進国での発生は稀。
感染経路
ヘパトウイルスに汚染された水や食品を食べることで感染する。特に貝などの魚介類での感染例が多い。
症状
合併症
診断
血液検査でA型肝炎ウイルス(HAV)がいることを確認する。
また、肝機能検査としてAST・ALT、γ-GTP、総ビリルビン、血小板数などを調べる。
A型肝炎は慢性化しない代わりに急性症状が非常に強いため、AST・ALTの数値が1000を超えることも珍しくない。
治療方法
入院して、症状を抑える治療を行う。劇症肝炎に進行しなければ、多くの場合、1か月程度で自然に治る。
予防方法
関連タグ
- 四類感染症
- 肝炎
- E型肝炎:E型肝炎ウイルスによって起こる病気。症状はA型肝炎に似ているが、こちらは妊婦がかかると重症化しやすい。
- B型肝炎:こちらは性行為感染症である。
- C型肝炎:こちらは輸血で感染することが多い。