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ビリルビン
1

ビリルビン

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びりるびん

赤血球に含まれている黄色い色素。寿命が来た赤血球が破壊される際に放出され、肝臓に運ばれて胆汁として排出される。

概要

赤血球に含まれている黄色い色素BILともいう。

寿命が来た赤血球破壊される際に放出され、肝臓に運ばれて胆汁として排出される。


肝臓病肝炎肝硬変など)や胆石などで胆汁が出にくくなったり、溶血性貧血という病気で赤血球の破壊が進むと血液中のBILの濃度が高くなり、黄疸の原因となる。

またうんこが白っぽくなったり(うんこの茶色の正体は胆汁である)、逆に尿が茶色くなる。


また、肝臓で処理される前のBILを間接ビリルビン(I-BIL)、処理された後のBILを直接ビリルビン(D-BIL)という。


検査におけるビリルビン

判定総ビリルビン(T-BIL)
正常1.0以下
正常高値1.01〜1.2
要経過観察1.21〜1.99
要精密検査2.0以上
疑われる病気肝炎肝硬変肝臓癌、溶血性貧血など

健康診断血液検査)ではI-BILとD-BILを合わせた血液中の総ビリルビン(T-BIL)を調べる。


正常範囲は1.2mg/dl以下。


AST・ALTγ-GTPと異なり、会社の定期健康診断では必須項目にはなっていない。


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有機化合物 肝機能検査

概要

赤血球に含まれている黄色い色素BILともいう。

寿命が来た赤血球破壊される際に放出され、肝臓に運ばれて胆汁として排出される。


肝臓病肝炎肝硬変など)や胆石などで胆汁が出にくくなったり、溶血性貧血という病気で赤血球の破壊が進むと血液中のBILの濃度が高くなり、黄疸の原因となる。

またうんこが白っぽくなったり(うんこの茶色の正体は胆汁である)、逆に尿が茶色くなる。


また、肝臓で処理される前のBILを間接ビリルビン(I-BIL)、処理された後のBILを直接ビリルビン(D-BIL)という。


検査におけるビリルビン

判定総ビリルビン(T-BIL)
正常1.0以下
正常高値1.01〜1.2
要経過観察1.21〜1.99
要精密検査2.0以上
疑われる病気肝炎肝硬変肝臓癌、溶血性貧血など

健康診断血液検査)ではI-BILとD-BILを合わせた血液中の総ビリルビン(T-BIL)を調べる。


正常範囲は1.2mg/dl以下。


AST・ALTγ-GTPと異なり、会社の定期健康診断では必須項目にはなっていない。


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  • 血液検査(生化学検査)の用語集【肝機能検査、肝炎ウイルス検査】

    【肝機能検査】 ・AST(GOT) 肝臓や心臓、筋肉、赤血球などに多く含まれる酵素。細胞が壊れると血液中に漏れ出してくる。 単位はU/L。正常範囲は30以下。31以上は要注意。 これが51以上になると肝臓や心臓、筋肉、血液の病気にかかっている可能性が高いので精密検査が必要。 「ALTは正常範囲内だがASTが高い」という場合は肝臓以外の病気が考えられる。ちなみに筋トレのしすぎでも稀に高数値になり得る。 脂肪肝や慢性肝炎が悪化して肝硬変になるとALTだけでなくASTも上昇し、AST>ALTになる。 500以上は重い急性肝炎、1000以上は劇症肝炎の可能性が非常に高いので入院治療が必要。 ・ALT(GPT) 主に肝臓に多く含まれる酵素。肝臓などの細胞が壊れると血液中に漏れ出してくる。 単位はU/L。正常範囲は30以下。31以上は要注意。 これが51以上になると脂肪肝の可能性が、100以上になると肝炎の可能性が高い。 基本的に肝硬変になる前の慢性肝炎ではALT>ASTになる。(ただし例外的にアルコール性肝炎はAST>ALT。) 500以上は重い急性肝炎、1000以上は劇症肝炎の可能性が非常に高いので入院治療が必要。 ・ガンマGTP(γ-GTP) タンパク質や毒素を分解する役割を持つ酵素。肝臓などの細胞が壊れると血液中に漏れ出してくる。 単位はU/L。正常範囲は50以下。 51以上は脂肪肝、100以上は重い肝臓病の可能性が高い。 ちなみにアルコールをよく飲む人は健康でも100以上になりやすいので適切な量を守りましょう。 ・ビリルビン(BIL) 赤血球に含まれている黄色い色素。 寿命が来た赤血球が破壊される際に放出され、肝臓に運ばれて胆汁として排出される。 ・間接ビリルビン(I-BIL) 肝臓で処理される前のBILのこと。 ・直接ビリルビン(D-BIL) 肝臓で適切に処理された後のBILのこと。 後に胆汁として排出される。 基準範囲は0.4以下。 ・総ビリルビン(T-BIL) 血液中の全てのビリルビンの濃度のこと。I-BILとD-BILの合計値。 肝臓病や胆石などがあるとBILが排泄されなくなるため、数値が上昇する。 単位はmg/dL。正常範囲は0.2〜1.2。 1.21以上は要注意。2.0以上になると黄疸が生じるため、精密検査が必要になる。 ・血小板 血液中に存在する細胞成分の一つ。体内で出血が起こった際に血管の穴を塞いで傷を治し、出血を止める。 これが少なくなると出血が止まらなくなってしまう危険性がある。 進行した慢性肝炎や肝硬変では肝臓への血流が少なくなり、代わりに脾臓(血小板や)への血流が増えるため、血小板が減少しやすくなる(脾臓では赤血球や白血球、血小板などの破壊が行われるため)。 逆に多過ぎる場合も脳梗塞や心筋梗塞などの重大な病気を起こしやすくなる。 ・血小板数(PLT) 血液中の血小板の個数。単位は万個/μL。 正常範囲は15万~35万個/μL。 少なすぎる場合(10万個/μL未満)と多すぎる場合(40万個/μL以上)は精密検査が必要。 ----- 【肝炎ウイルス検査】 ・B型肝炎ウイルス(HBV) 急性肝炎または慢性肝炎を引き起こすウイルス。主に性行為や血液から感染する。 稀に重症化して劇症肝炎という非常に危険な病気を引き起こすことがある。 予防のためのワクチンがある。 ・HBs抗原 HBVの外側にあるタンパク質のこと。 血液検査ではこれを調べることで、HBVに感染していないかどうかを確認することができる。 陰性の場合はセーフ。陽性だった場合は精密検査が必要。 ・C型肝炎ウイルス(HCV) 慢性肝炎を引き起こすウイルス。主に性行為や血液から感染する。 治療せずに放置すると肝硬変や肝臓癌に進行する可能性がある、危険なウイルス。 ・HCV抗体 HCVに感染した際に体内に作られる抗体。 血液検査ではこれを調べることで、HCVに感染していないかどうかを確認することができる。 陰性の場合はセーフ。陽性だった場合は精密検査が必要。

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