浦沢直樹
うらさわなおき
日本の漫画家、ミュージシャン。
元々漫画編集者志望だったが、小学館の就職面接で持参した原稿が評価されて漫画家を志し、1983年デビュー。多くの漫画賞を受賞し、特に手塚治虫文化賞大賞は2度も受賞している。
もともと『YAWARA!』や『Happy!』などのスポーツ・コメディものや、『MASTERキートン』・『パイナップルARMY』など原作者とのコンビで知られていたが、『MONSTER』の爆発的ヒットによって一躍サスペンス・ミステリーで名を知られるようになる。
また、実写映画化された『20世紀少年』では脚本も務めた。
同世代の多くの青年漫画家と同様、大友克洋からの影響を本人も公言している。また、NHKのテレビ番組『浦沢直樹の漫勉』内で多くの漫画家と対談をしている。
1960年代~1970年代ロック、特にボブ・ディランの大ファンとして知られる。漫画家としてのデビュー前から音楽活動をしており、作曲も手掛けていたが、漫画家の仕事が多忙になり長らく音楽活動は休止状態だった。ミュージシャンとしては2008年にSg.「月がとっても・・・」でデビューし本格的な音楽活動を再開。映画『20世紀少年』でも浦沢作の楽曲が用いられている。現在は「浦沢直樹バンド」を主宰し、演奏会ではイラストのライブドローイングなども披露している。
なお、漫画家の唐沢なをきは名前が似ているだけの別人である。
芹沢直樹も響きが似ているだけである。