ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

我田引水の編集履歴

2024-01-24 19:37:21 バージョン

我田引水

がでんいんすい

四字熟語のひとつ。様々な状況や理論を「強引に」自ら(あるいは自分が所属する団体)「のみ」の利益とするため、本来の在り方とは捻じ曲げて用いること。

概要

四字熟語および慣用句のひとつ。


単に文字面だけなら「自分(我)の田んぼに水を引く(注ぐ)」事。


しかし「自分の田んぼに水を引く」というのは農村であれば、そのための地域毎の取り決めが存在していた。水源が確保され致命的なロスもなく水道が完備される現代の都会であるならばいざ知らず、農村における水(農業用水)とは紛れもなく地域産業の生死を握る要である。

ゆえに昔は(地域によっては今も)水の利用には村落集落内部の各家はもちろん、村落間ひいては地域共同体間・国家単位間で計画的な取り決めが成されていた。


で、そんな中で「自分の田んぼに水を引く」行為とは、つまりは村落間で争い(戦争)が起こらないように皆が頑張って取り決めてきた事を「自分だけがいい思いをする」ために破る迷惑な行為なのである。

もちろん取り決めを守ってきた側からすれば「よろしい、ならば戦争だ」というレベルの無法行為。このために人死にが出るのは人類の歴史上、あるいは現在でも決して珍しい事ではない。


そこで、これが転じて様々な状況や理論を自ら、あるいは、自らの属する組織「のみ」の利益とするため、本来の在り方から「強引に」捻じ曲げて「身勝手に」用いることを「我田引水」と称するようになった。


自分の市町村に鉄道路線を誘致する場合、我田引水を捩って「我田引鉄」という造語が使われる。別の理由で出来た駅(岐阜羽島駅等)がある地域に対するレッテル貼りとしても使われる事が多い。


更に悪質なケースとして、上記の我田引水に加えて他者に不利益どころか廃止値上げ等の改悪を一方的に押し付けるモノもある。

  • 整備新幹線:詳細は並行在来線問題を参照。
  • 阪急京都線:一言で表すなら茨木市駅への「我田引鉄」全ての元凶
    • 特急を茨木市駅に停める際に、これまで停車していた大宮駅を通過にした。この程度はまだ序の口に過ぎず、後年更に悪化している。
    • 淡路駅も停車駅に加え、梅田発着だった準急の半数を堺筋線直通、通勤特急すら茨木市停車とした事で分散乗車を否定するダイヤと化した。
    • そしてCOVID-19による緊急事態宣言発令中に茨木市-淡路で3密を引き起こしている。
    • 2024年に有料座席「PRiVACE」が導入されるが、上記の我田引鉄による改悪が為された状態のままで特急が実質7両編成へ短縮される。

関連タグ

四字熟語 慣用句


自己中心的(自己中) ジャイアニズム

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました