ニクスプロヴィデンスガンダム
にくすぷろゔぃでんすがんだむ
機体スペック
概要
ライブラリアンが、第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦で撃墜されたプロヴィデンスを独自に改修、再設計したもの。
ニクスとはラテン語で吹雪を意味しているが、これは肩のプラットフォームが雪の結晶の形である事に由来する。装甲はホワイトカラーを基調としている。
原型機からバックパックを右肩に移動、複合兵装防盾を左肩固定装備化。
またライブラリアンの強化兵装Gに漏れずストライカーパックシステムを装備出来る様に成っており、それに対応したストライカー用コネクタを背部に増設している。
この機体ではビームライフルを新型ストライカーパックのドラグーンストライカーとして背中に装着している。
更にドラグーンシステムを効率よく使用出来る様にプラットフォームのレイアウトが大幅に変更されているが、それによりスラスター配置がアンバランスに為ってしまっており、強化された関節による運動性向上が打ち消される結果と成った。
頭部には量子通信アンテナが増設されており、ドラグーンの操作向上に役立っている。
再設計機で在るにもかかわらずベース機と同様に量子通信ケーブルが露出しているがこれは「本体で戦わない意思の表示」に加え「機体が持つ歴史的特徴」として残されているもので、実際には飾りと為っている。
武装
MMI-GAY2ピクウス76mm近接防御用機関砲
肩部にあるバルカン砲。設計上は原型機と同じく4門あるが、頭部の2門は量子通信アンテナの影響を考慮し弾倉が空に為っており、実際に使用出来るのは肩部のみ。
MA-V50A複合兵装防盾システム
ビームシールド内にビームサーベルとビーム砲を増設した武装。緊急時のみに使用が想定されており通常は左肩のショルダーアーマーとして武装されている。
ドラグーンシステム
原型機にもあったオールレンジ兵装。
ビーム砲を9門内蔵する大型の物が3基、2門内蔵する小型の物が8基、計11基43門装備している。配置としては右肩部に大型1基と小型2基、左肩部に小型4基、腰部側面に大型2基、腰部後方に小型2基が装備されている。更に後述のドラグーンストライカーもドラグーンで在り、ビームライフル1丁が装備されている。
配置変更によりドラグーンプラットフォームを右側に移動しているため機体バランスを崩す結果と為ったが、強固な盾として応用出来る事も在り防御力は原型機より向上、更にそれ自体がドラグーンとして使用出来る為トリッキーな戦術を取る事が出来る。
原型機では急造の装備で在る為に取り回しや大気圏内での運用に難が有ったが、本機ではドラグーンの配置を変更したため大気圏内でも可動砲台としての機能を持つに至っている。
ストライカーパック
ドラグーンストライカー
従来のドラグーンに加えて、背部に装着しているストライカーパック。その名の通り、このストライカーパックをドラグーンシステムとして使用でき、分離して移動砲台として機能する。
推力も高く、大気圏内の飛行も可能とする。ドラグーンシステム用のプラットフォームを持たない機体でも、ストライカーパックシステムに対応していれば運用可能である。
ユーディキウムを保持する為の接続用ジョイントを設置、ジョイントには他の武装にも換装可能だが、初期装備の専用ビームライフルが強力で在る事とパイロットが必要以上の武装を好まない為、劇中では換装する事は無かった。
MA-M221 ユーディキウム・ビームライフル
ドラグーンストライカーに接続されている大型ビームライフル。原型機では大型で取り回しに難が有った事も在り、背部のストライカーパックに移植し、砲台としての機能に特化する形を取った。
主にドラグーンストライカーの主砲として使用する。
立体
ガンプラとして、1/100プロヴィデンスの成型色変え+パーツ追加キットが販売されている。
ただしVS_ASTRAYシリーズの他のガンプラと同じく、1/144スケール(HGガンダムSEED)ではリリースされておらず、また現時点ではHGCEでも未発売。