概要
型式番号:MBF-P05LM
パーツ状態で行方不明となっていたプロトアストレイの5号機をライブラリアンが改修した機体。現行のフレーム色は紫だがこれは改修後の塗装であり、4号機(グリーンフレーム)と同様に元々の色は不明とされている。
本機は特殊ミラージュコロイドとヴァリアブルフェイズシフト装甲を採用しており、姿を消せるのは勿論この二つを併用する事で外見を自在に変化させられる。武装も擬態に応じた性質が付与された特殊な物を採用している(後述)。
通常形態(通信/指揮官用)のコマンダーモードから、格闘形態のグラディエーターモードへの変形機能が追加され、頭部が180度回転し後頭部の第2の顔が出現、全身のA/Bソードが展開され、鬼のような姿となる。
V字のアンテナも存在せず、額に通信用1本、後頭部に2本のミラージュコロイドセンサーアンテナが設置されどこまでも異質な雰囲気を漂わせる。
この他にも近接格闘用に再改造したセカンドイシュー、セカンドイシューに元のミラージュフレームの武装とミラージュコロイドを装備したサードイシューが存在する。ただしセカンドイシューとサードイシューは高性能を追求しすぎたゆえにコーディネイターであっても操縦できない為、完全に制御するには人間をやめなければ(肉体改造しなければ)ならない。
型式番号のLMは「ライブラリアン・ミラージュ」の略。パイロットはカーボンヒューマンとして蘇ったロンド・ギナ・サハク。かつて自分を殺した叢雲劾に復讐する為にこの機体を駆る。
ゲイルストライクやレーゲンデュエルのような再製造した機体を独自改修したものが多いライブラリアン所属のMSの中では唯一のオリジナル機からの改造機である。
武装
- 天羽々斬
ガーベラストレートと酷似した日本刀。しかしその刀身にはヴァリアブルフェイズシフト装甲材が採用され、対象に合わせて性質を変化させる事ができる。名前の元ネタは日本神話の蛇(サーペント)を退治した時に使われた刀から。
- Aソード
アンクレットソードと読む。脚部に3本ずつ装着された爪のような実体剣。仕込みクローのように扱われ、接地の安定性向上にも一役買っている。
- Bソード
ブレスレットソードと読む。腕部に装備されたこの剣は、セカンドリバイへの対抗策であり、射撃ビーム兵装と実体剣の複数の性質を有するマルチウェポンとなる。
バリエーション
ミラージュフレームセカンドイシュー
ミラージュフレームに更なる改修を加えた機体。
ガイアガンダムを思わせる四足歩行形態「ブルートモード」へと変形が可能。
Aソード、Bソードをそれぞれ小型化し強度を高めたC(コンパクト)ソードを活用した一撃離脱戦法「ブルートフォースアタック」を主な戦術とする。
ミラージュフレームサードイシュー
セカンドイシューの更なる強化型。ミラージュフレームのミラージュコロイドセンサーアンテナ、Bソード、Aソードをセカンドイシューへ組み込んだ機体で、グラディエーターモードを加えた3つの形態に変形する。